君と一緒なら。

31話.. ページ31

那須side
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿







しばらくその使われてない楽屋で1人で耐えていると…






北斗｢那須！｣







息を切らした北斗くんが来てくれた。
しっかりドアに鍵を閉めて。






北斗｢なんで早く家帰らなかったんだよ、｣

那須『体調悪くもないし、って、思っちゃって…』






心無しか北斗くんが駆けつけてきてくれてから
発 情期の症状が少しだけど治まった気がする。

これが北斗くんパワーってやつなのかな？笑



なんて、笑ってる場合じゃないんだけど…






北斗｢とりあえず薬のんで、水もあるから。そしたら…｣







テキパキと指示をして迅速に行動する。
慣れてるのもあるんだろうけど、やっぱり北斗くんは頼りになるしかっこいいなぁ…







北斗｢…少し治まったか…？｣

那須『はい、すみません…』

北斗｢いいよ、別に。｣

那須『レッスン、中でしたよね…』

北斗｢じゃあ今度一緒に買い物行ってよ。服買ってもらうから笑｣

那須『後輩にですか？笑』

北斗｢そう笑｣








きっとその時も、北斗くんは奢らせたりしないんだろうなぁ…

って勝手に想像してにやにやする自分が気持ち悪いって分かってるけど、とめられない。






北斗｢那須顔きもいぞ｣

那須『えっ…』






わざとショックを受けるフリをすれば、

北斗くんはおろおろと戸惑いながら冗談だと言ってくれる。



そんな北斗くんを見てさらににやにやしてしまう。







北斗｢お前…演技したな｣

那須『すみません笑』

北斗｢やだ、許さない｣









そんなやり取りをしていたら、

俺の発 情期の症状は完全に治まっていった。









.

32話..→←30話..

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す