君と一緒なら。

20話 . ページ20

高地side
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俺らが楽屋へ向かってる時、偶然きょもに会った。
なんか、急いでそうだったからなんだろって思って聞いてみたんだけど…



京本｢…ちょっと｣



話しかけても、素っ気なく返事してどこかへ行ってしまった。





高地『なんだろ、なんか機嫌悪くなかった？』

森本｢なんかあったんじゃね？｣

高地『まぁそりゃそうだろ、何も無いのに機嫌悪くならないじゃん笑』

森本｢とりあえず楽屋行こーぜー｣





楽屋で待ってればそのうち来るだろうって
慎太郎と話して楽屋のドアを開けると…







北斗が倒れていた。







俺たちは急いでジャニーさんへ連絡した。

北斗に何かあったらまずジャニーさんにって言われてるから…


そしたら、会議室で皆で集まって待ってて、全部話すからって言われた。

え、北斗なにか重篤な病気持ち、だったりとか？
悪い方向にしか想像は向かなかった。


ジャニーさんは、即座に皆にも連絡を入れたらしく、俺達が不安な気持ちで会議室に入ると皆すでに集まっていた。





樹｢え、何かあったか知ってる？｣

ジェ｢俺しらないけど…きょもなんか知ってる？｣

京本｢なにも…｣

森本·高地｢『…』｣






ジャニーさんが話すまで、俺たちは話さない方がいいよねって、慎太郎と目で会話した。

そこに…






ｶﾞﾁｬｯ

樹｢ジャニーさん、急にどうかしたの？｣




入ってきたジャニーさんに樹が真っ先に聞くと、ジャニーさんはゆっくりと北斗について話し始めた。


北斗は実は隠れΩだったりとか、
皆に余計な心配と迷惑かけたくなくて黙ってた事とか、
この間長く休んだのはフェロモンが少し暴走してたからだとか、
北斗が楽屋で倒れてた原因は暴走で疲れきった体に、なんらかの気持ち的なショックが重なって倒れてしまったこととか

その事を今までずっと隠し続けたことが、どんなに体的にも、気持ち的にも辛かったか、とか…




それを聞いて、1番に反応したのはきょもだった。

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