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誰かがトイレの前を通った足音で意識が戻った




でもそれと同時にまた恐怖が襲った




嫌だ...




その時女子トイレに誰かが入って来た




??「A」

『っ...』



ドア越しに聞こえてきた声は



『唯月っ...』



私の声が震えてる事に気が付いた唯月は少し焦りながらドアを開けるように言ってきた



ドアを開けたら唯月が立ってて



『ゅ...づきっ、唯月...』

唯月「A大丈夫だから、ねえ?

もう大丈夫だから」



唯月は優しく抱きしめて背中をさすってくれる



でも唯月が来た事に安心してまた涙が止まらなくなった




『わたし...私っ』



さくらへの罪悪感で頭が可笑しくなりそう



唯月「とにかく薬飲も?」

『嫌っ...嫌だ!』

唯月「飲まないと治まらないから!」



それでも薬を飲むのを私は必死に拒んだ



唯月「どうすっかな...

...とりあえずトイレから出よ」

『ん...』



足がまだあんまり上手く動かせないからふらつく体を唯月が支えてくれて何とかトイレの外の廊下に出て来れた




唯月「本当に薬飲まないき?」

『...久々に飲むんだよ?

副作用が強く出ちゃうじゃん』

唯月「そうだけど...


...ちょっと待ってて」



唯月は1人教室に向かった



薄ら聞こえてくる唯月の声




唯月「甲斐!

...ちょっと」




唯月は隼人を連れて戻って来た




隼人「A!?」

『はゃ...とっ』

隼人「まさか」

唯月「そのまさかだよ

再発したみたい」

隼人「薬は飲ませたのか?」

唯月「飲まないっ言ってんの、この子」

隼人「はぁ!?」

『飲まないっ...』

隼人「飲まないと辛いのはAだぞ?」

『でもっ』

唯月「副作用が強く出るのが怖いんだと...


どうすんの、甲斐」




隼人は少し考えてから何かを思い付いたみたい




隼人「諏訪、先に教室に行っててくれないか?」

唯月「えっ?」

隼人「俺に考えがある」

唯月「分かった」



そう言って唯月は私から離れて教室に戻った



隼人「無理矢理でも飲ませるからな」

『飲まないって言ってるじゃん!』



でも隼人はそんな私を無視してピルケースから薬を1錠取り出してそれを何故か隼人は自分の口の中に入れた



『えっ...っ!!』



隼人の唇が触れたと思ったらヌルって口内に何かが入ってきたのを感じたと同時に苦い味がした



薬だっ...




『んっ...んっ!』

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dmeenio(プロフ) - 3AとYouTubeアカウントフォローさせて頂きたいです! (2019年2月24日 20時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼー(プロフ) - 美紀さん» 見る見る! (2019年2月24日 16時) (レス) id: 1c10cd2206 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 今日8話目だね見る? (2019年2月24日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼー(プロフ) - るるさん» 頑張ります! (2019年2月24日 0時) (レス) id: 1c10cd2206 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 真壁くんとのイチャイチャがみたいです! (2019年2月24日 0時) (レス) id: 7c9239e795 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやぼー x他1人 | 作成日時:2019年2月17日 23時

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