3年A組---人質って...先生どうして---7 (ページ13)

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『......澪奈が先生と話すようになる前から先生とは関わって来たし私が澪奈に相談とかあったら先生にするのを進めた』

柊「そうだったな...」

『ねぇ先生...』

先生と初めて会った時

初めて顔を見た時

不思議な感覚に襲われたのを覚えてる

先生の反応に違和感を覚えたのを

柊「...A...？」

『...えっ？』

柊「ボーッとしてどうした？」

『初めて先生と会った時...先生、私の事見て驚いてたよね...？』

柊「えっ」

あれは先生がこの高校に来て初めて話した時

～回想～

柊「今年から美術の担当になった柊一颯ですよろしくお願いします」

これが私が先生に初めて会った日

もちろんこの頃は先生は担任は持ってなくて

美術の先生ってだけだった

たまたま放課後の廊下で先生を見かけてそのまま昇降口の方に向かおうとしたけど

バサッ...

何かが落ちた音がしてその方向に顔を向けたら先生が持っていた画用紙とかが落ちたって事が分かった

『あっ...』

手伝わないと...だよね

『...あの』

柊「えっ...」

その時先生は明らかに目を見開いて固まった

『...手伝います』

柊「っ...いや、大丈夫だ」

『これを1人で運ぶのは柊先生でも無理だと思いますよ？』

柊「友達とかは」

『大丈夫です、少し遅れても許してくれるので』

柊「...そうか...じゃあ頼む」

『はい！』

それから2人で美術室に行って荷物を運んだ

柊「ありがとな」

『いえ！

...あっ、私1年の桐生Aです』

柊「知ってるよ

ダンスが上手い生徒で優勝してる生徒が居るって事を聞いてるしそれが桐生だって事も」

『そうなんですねw』

柊「...そろそろ行った方がいいんじゃないか？」

『えっ？...やばっ！

隼人に怒られる...じゃあ、柊先生また明日！

さようなら！』

これが先生との放課後のやり取り

～回想終～

『先生、どうしてあの時一瞬驚いて固まったんですか？』

柊「そんな事あったか？」

『あったよ、あの時確かに

それに...あれ以降先生とは廊下とかで会ったら話してたりするようになった

でも今思い返すと不思議なんだよ』

柊「...不思議？」

『...先生とはこの学校で初めて会った

なのに...

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初めて会った人とは思えなかった』

ずっと...気になってた事

でも、先輩が引退したり自分の大会とかでその事はすっかり忘れてた