入学したら愛された【キメツ学園】

かまぼこ隊 ページ6

善「もぉぉぉぉおおお、Aちゃん可愛いぃぃぃいい！！」



はい、毎日恒例のアレですよ。



貴「近いです…」



何や、この距離感



てか高一が中一に手出すとか初めてだわ。

あ、でも恋愛漫画とかではよくある話？

わかんないや。




善「俺と結婚したら毎日美味しいもの食べさせてあげるよ！？高いものでも甘いものでもなんでもいいよ！？」



貴「結構です…」



善「安心して嫁いでおいで！！」



安心できないわ



貴「ちょっとそろそろ…」



善「ぐぇっ！？」


誰かが善逸先輩の首根っこを掴んだ。



炭「善逸！！Aが困っているだろう！！」



高等部の炭治郎先輩だ。

入学式の日に少しだけ話したけど他の人よりはマシ…



炭「Aの婚約者は俺だから！！」



コイツもダメだった！？



善「はぁぁぁああ！？何言ってんだお前！！
いつAちゃんがお前の婚約者になったんだよ！！」



炭「入学式の日だ！！」



貴「違いますよ？！」



善「ほら！！違うって言っ…」



嘴「猪突猛進！！」



善「うがっ！！」



伊之助先輩が善逸先輩にとんでもない勢いで突進した。

今のはさすがに哀れに思ってしまう……



貴「お、おはようございます伊之助先輩……」



嘴「伊之助"先輩"……ﾎﾜｰﾝ」



ん？




嘴「ほわほわ……」




やばい、なんかこの人可愛い





嘴「ほわ…………ハッ！？


テメェ！！俺をホワホワさせんじゃねえ！！」



なんか怒られた！？



貴「なんかすみません！！」



嘴「俺の女房になれ！！」



貴「は？」



善「何でこうもライバルが増えるわけ！？
意味わかんないわけ！！
もうどーいうこと！？」



悲「そんなこともわからないのか…
なんと哀れな者達…南無阿弥陀仏……」



貴「いきなり出てくんなくださいね？！」



てかマジでどこから出てきた！？



善「Aちゃん！！俺のところに来るよね！？」



炭「いくら善逸でもそれは譲れないな……
そもそも婚約者が…」



貴「私何も言ってない…」



嘴「親分の俺だわ！！」



親分関係あるの？



てかやべー


三人がめっちゃ近いんですけど……



あーどうしようかな…




するとバキッ！！と割れるような嫌な音が鳴った。



え、何……




蜜「何やってるの？私の大事なAちゃんに」


蜜璃さんが瓦を割った状態で三人を睨んでいる。

蜜璃さんに笑顔が無いのを初めて見た……



てか何で伊黒先生も地味にいるんだよ

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