once again 12 ページ15
炭「Aちょっと良いか?」
A「何?」
夕方になって帰ろうとするAを呼び止めた。
炭「一緒に行きたい所があるんだけど…」
それを聞くとAは目をキョトンとさせた。
*
*
*
A「…懐かしいね、ここ」
Aを連れてきたのは昔、Aが好きだった夕焼けがよく見えるビルの屋上。
炭「落ちるなよ?」
A「落ちないよ?w」
A「長男は心配性だねー」
Aが顔を見せない。
それが気になって自分の手をAの顔に当てた。
A「…どうしたの?」
視線だけこっちに向けた。
炭「…A」
A「ん?」
炭「体調悪いか?」
A「んー…最近貧血なんだよね」
声のトーンも匂いも揺らがなかった。
嘘の匂いはしないけど
だけど
さっき頬に触れた時驚いた。
いつも陽だまりみたいに暖かったAの頬が、夜のように冷たかった。
71人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おもち - 絵が上手い〜〜〜〜〜〜〜昆布の神様〜〜〜〜〜〜〜〜((ハイスイマセン 昆布の神様は、天才っす大好きです。 (2020年7月10日 16時) (レス) id: 4032c9a3e8 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - ユリの花さん» 感動系の物語として書いたのでそう言ってもらえて嬉しいです!死に別れたままでは何故か私が嫌で無理やりにくっつけました(>_<) (2020年4月22日 9時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 完結おめでとうございます!この話読みながら泣きました…。本当に感動しました!最後はハッピーエンドで良かったです! (2020年4月22日 9時) (レス) id: f37e4c3ce2 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - mniさん» ありがとうございます!誕生日が偶然にも重なったりするとテンション上がりますよね! (2020年4月20日 9時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
mni(プロフ) - コメント失礼します!物語が私の誕生日から始まって嬉しかったです!((作者様はお前の誕生日なんか知らんぞ〜))とっても面白い話です!他の作品でも頑張って下さい!! (2020年4月20日 2時) (レス) id: 15b85f7a35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2020年3月15日 14時