夏の終わり、幼馴染が彼女になった。

once again １１ ページ14

８月２８日


炭治郎side


Aが帰ってきてから俺の周りは色がついた気がする。



たった一人居るか居ないかだけで世界というのはこんなにも変わるものなのか。





ただ一つ気になったのはAが少し大人しくなったところだろうか。


昔はもっとおてんばだった。



いやまあ女の子だし心の成長というのもあるのかもしれないが……




少し顔色が良くない気がする。

かといって凄く悪そうというわけでもない。




そもそもAは何故五日間だけと期限を決めたのか。



しかも五日間というのは３０日までだ。
３１日まででは駄目だったのか。




考えれば考えるほど謎が出てくる。








隣を見ると笑顔で接客をしているAの姿。


笑顔だけは昔と何一つ変わらない。





俺が大好きだったあの笑顔。







大切な日々はあっという間に過ぎていく。







まだ離したくない



離れてほしくない





ずっと側にいてほしい






A「あはは、じゃあ一つおまけしときますね〜」



伊「ホワホワ………」








伊「ホワ………………………ハッ！！！


テメェ！！俺をホワホワさせんじゃねえ！！」



A「ホワホワさせたつもりは無いですけどw」




そんな願いは叶うだろうか。

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