once again 1 ページ2
8月25日
いつも通りの平坦な日常
刺激の一つもない。
君がいなくなるまでは楽しかったんだけどなあ
いきなり君は姿を消した。
手紙の一つさえ寄こさず。
たった4、5年前のことなのに
限りなくそれが遠く感じるし、
時の流れも遅く感じる。
*
*
*
買い出しを終えて家までの道を暑い中歩く。
あと6日経てば学校が始まる。
夏休み中は殆ど家の手伝い。
夏は厨房が地獄みたいに暑い。
毎日のように汗をかく。
昔はそんな時、隣の家の君が差し入れにアイスを持ってきてくれたり
……………いや、もうあの子はいないんだ。
考えるな
考えるたびに胸が締め付けられて苦しくなる。
炭「はあ…」
?「溜め息つくなんて珍しいね」
聞き覚えのある声
懐かしい匂いがした。
まさか…………
そんなことない
そんな
そんなの
?「ねえこっち向いてよ」
?「……………炭治郎」
匂いの方向を向くと瞳の中に入り込んだのは切なそうに笑っている、夕日に照らされた女の子。
昔と変わらない
夕日のような
俺より少し薄い赤みがかった瞳
間違いない
この子は
炭「………A?」
A「……覚えてた」
夏の夕日に照らされて君は微笑んだ。
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おもち - 絵が上手い〜〜〜〜〜〜〜昆布の神様〜〜〜〜〜〜〜〜((ハイスイマセン 昆布の神様は、天才っす大好きです。 (2020年7月10日 16時) (レス) id: 4032c9a3e8 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - ユリの花さん» 感動系の物語として書いたのでそう言ってもらえて嬉しいです!死に別れたままでは何故か私が嫌で無理やりにくっつけました(>_<) (2020年4月22日 9時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 完結おめでとうございます!この話読みながら泣きました…。本当に感動しました!最後はハッピーエンドで良かったです! (2020年4月22日 9時) (レス) id: f37e4c3ce2 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - mniさん» ありがとうございます!誕生日が偶然にも重なったりするとテンション上がりますよね! (2020年4月20日 9時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
mni(プロフ) - コメント失礼します!物語が私の誕生日から始まって嬉しかったです!((作者様はお前の誕生日なんか知らんぞ〜))とっても面白い話です!他の作品でも頑張って下さい!! (2020年4月20日 2時) (レス) id: 15b85f7a35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2020年3月15日 14時