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第漆拾玖話 ページ34




その日は雨だった…、ある部屋の中で
師匠と弟子とみられる男性2人が話していた


師匠「諦めなよ」


と師匠は呆れたような声でそう放った


師匠「つまらないよ。つまらないんだよ、君の書き物は」


そして手を離し、書き物はひらひらと舞い降り地面に広がり落ちる


師匠「全てに置いて、ゴミのようだ。美しさも儚さも凄みもない
もう、書くのは、よしたらどうだい?紙と万年筆の無駄使いだよ」


罵声を受ける弟子。
しかし何も反抗せず、ただ下を向いている……


師匠「最近は昼間、全く出て来ないし
あぁそんなんだから君はつまらないのさ」

その言葉で、彼の逆鱗(げきりん
に触れる
そしてもう時点で解ったのだ……


もう彼は人間ではなく、鬼になってしまったのだと…。


だが、それは知らずに……知る由もなく、師匠はそのまま罵声を言い続ける


師匠「趣味の鼓でも叩いていたら善いんだ。
この家に閉じこもって…、
それもまぁ、人に教えられる腕前でも無いが…」


と嘲笑う。そして…、


書き物を踏んだ


その瞬間、弟子は眼を小さくした
踏んだ事を何の謝るもせず、ただ歩いて去る師匠に弟子は怒りを覚える

彼の逆鱗(げきりん)に触れるの線は…簡単に切れた
そして想う……


__コイツだけは許さないッ、絶対に。小生の書き物を踏みおって…__


と…。

弟子の視界は真っ赤に染まり…、鬼へと変わりだす……
そして腹にある皷を叩き、


歩いている師匠を一瞬にして輪切りにし、"何かを"切り落とした


その何かは音と共に落ち、大量の血を流がす…
弟子は黙ったまま、踏まれた書き物を逸らす事なくジッと見つめていた。

その怒り、哀しみ、苦しみも誰にも云えず、そして解らずまま
鬼へと変わってしまった…。

 

 

 

あぁ、哀しき鬼よ…。どうか______________________…、



 

 
 )

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作品ジャンル:アニメ
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Fukumin(プロフ) - 麗さん» もう、なんと仰ったらいいか…、本当にありがとうございます。教えてくださり、誠に有難うございます (2020年10月6日 10時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 37ページ 善逸と正一がする。 はするではなくいるではないでしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 33ページの 稀血が渡さないッ! ですが、がだと少々可笑しな文章になっていると思います (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 21ページに次男感とありますが長男感ではないでしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 霊夢たん!さん» 有難う御座います! (2020年8月11日 20時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fukumin | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月10日 19時

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