季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第弐話

第陸拾壱話 ページ16

朱紗丸「あのお方の力は凄まじいのじゃ！
誰よりも強いッ！


鬼舞辻様はッ!!!!!

…ァ、ァッ!?」

それを云った直後…貴方は気付く

珠世の左腕からの血鬼術を…


そして朱紗丸の顔が更に青くなっていた事を……


持っていた手鞠はするりと落とし、口を塞ぐ朱紗丸
そして文字は更に大きくなっていく、、


珠世「その名(・)を口にしましたね…。呪い(・・)が発動する…」


__白日の魔香__
それが珠世が使った血鬼術
脳の機能を低下させ、虚偽を述べてたり秘密を守ることが不可能にする
その力は凄まじい…。

だが、人間からしては猛毒だった…


そんな技を使った珠世の顔は「哀しみ」の文字があった……

珠世「可哀想ですが……、


さようなら…

」
朱紗丸「うわぁあ"あああっ!!!!!」


と云い何処かへ走って行く


朱紗丸「あ"ぁッ！お許しくださいッ、お許しくださいッ!!!!!」


空を向いて走って、そして許しを云う朱紗丸
その眼には泪を浮かべて走っていた

朱紗丸「お願いですッ、どうか、どうかッ許してッッ…」


声も弱々しくなっていく。何より肌の色が変化(・・・・・・)した…

紅い様で、紫の様な汚い色…

そして朱紗丸は苦しみ出した
自らの自分の頸を締めたり、体に爪痕が残るくらいの握力で…

朱紗丸「ぅ、ぅぁッ!うあ"ぁああああッッ!!!!!!!!」


グチャッッ!!!

その音と共に朱紗丸の口から1本の手、腹から2本の手が出た
それも大量の血を出しながら…

見ている愈史郎、貴方は顔を青くしてしまう…
いつの間にか来ていた炭治郎も青くしていた。珠世は眼を逸らす

朱紗丸の体から出た大きな3本の手
口から出た1本の手は、朱紗丸の頭の方へ行き…


グチャッ!グチャグチャッ!グチョッ!…

嫌な音を出しながら潰す……

握り潰される朱紗丸の体
大量の血しぶきが宙に舞う



『ぅッ…』


体に破片は何1つ元の方ににならず、ただ、潰されていく
その光景は…、何処か手鬼が人を喰べた時の様に感じてしまう

そしてそれは… 朱紗丸の体型が無くなるほど潰し続けた


唯一残ったと云えるのは、眼と右腕1本のみ


炭治郎「死んでしまったんですかっ？」
珠世「間も無く死にます…」

『珠、世さん。これがッ呪い、ですか？』
珠世「はい…。体内に残留するから鬼舞辻の細胞に、肉体が破壊される事。
基本的に、鬼同士の戦いは不毛です。


意味がない…

」


その横顔はとても哀しんでいた…

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