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第陸拾話 ページ15

珠世「人の血肉も喰らわずに、自分の力で…。急速に強くなっている…」


貴方は再び禰豆子を見る

そして蹴っていた手毬を蹴り返す
その毬を避けたものの、毬は壁に穴を開ける程の威力だった

それを貴方はじっと見ている。すると珠世が貴方に声をかけた…

珠世「ハルミさん…」
『?はい…』


手には布を出し、貴方に渡す


『…?これは?』
珠世「口に抑えて下さい。今から出す血鬼術を絶対に吸わない(・・・・・・・)ください」


そう少し哀しい顔をして云った


『…、わかりました』
そう云い受け取る。その際、貴方の隣から怖い…、と云うより恐ろしい視線を感じた


愈史郎「…」


視線の人物は、勿論…愈史郎


『な、何ですか?


少し苦笑いして云った理由は何となく察している…


(『やはり眼を閉じているのに見える…、「恨む」と「許さない」と云う文字が…』)


そう少し悟っている様な顔をした


愈史郎は「なんでもない…」そう云うがやはり文字が変わらない
貴方は『あ、そっそう、ですか…。はい』と云い布を口に抑える…

その際にも貴方は愈史郎に睨まれた
しかし、


愈史郎「いいか、珠世様の云い付けは絶対だ。破るな…」


そう云ってくれた
それは貴方への心配か、それとも珠世様の為かは…、
本人しか知らないのであった


珠世「そこの十二鬼月のお嬢さん」


そう云い禰豆子の前に立つ

朱紗丸「邪魔だ!逃れ者は引っ込んでおれ!!」
珠世「壱つだけ、お聞かせください」


そう云ってる間に愈史郎は珠世の方へ行った
貴方は動かず、ただ見ている


珠世「貴方は鬼舞辻の正体をご存知なのですか?」


そう云った直後…朱紗丸の顔が青くなった、、

「恐怖」

その文字が貴方の眼に入った


朱紗丸「何を云う貴様ッ!!」


珠世「あの男は、ただの臆病者です。
いつも何かに怯えている…」


朱紗丸「やめろッ、貴様やめろッ!!」


そう云うが、珠世はやめようとは想わない

珠世「鬼が群れることが出来ない理由を知っていますか?
鬼が、共喰いをする理由を…、
鬼達が束になって、自分を襲って来るのを防ぐ為です。


その様に操作されているのです、貴方方は…



朱紗丸「黙れぇ、黙れ黙れッ!!!あのお方はそんな小物ではないッ!」

必死に珠世が云った言葉を否定する
そして何処か…

『……「怯え」ている…?』


そう云う文字が見えたのだった…。

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作品ジャンル:アニメ
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Fukumin(プロフ) - 麗さん» もう、なんと仰ったらいいか…、本当にありがとうございます。教えてくださり、誠に有難うございます (2020年10月6日 10時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 37ページ 善逸と正一がする。 はするではなくいるではないでしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 33ページの 稀血が渡さないッ! ですが、がだと少々可笑しな文章になっていると思います (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 21ページに次男感とありますが長男感ではないでしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 霊夢たん!さん» 有難う御座います! (2020年8月11日 20時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fukumin | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月10日 19時

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