英語が喋れない監督生III

・ ページ10

それから数日

貴方とグリムはオンボロ寮の談話室にいた
貴方は掃除しながらエッサホイサと働く。かえってグリムは元気がない
ブツブツ言っている

「マジフト」という言葉を聞いて何となく把握


『大変だな』


と他人事で解決する貴方
するとゴーストたちが、ひらひらと浮遊しながらグリムに近づく


ゴースト「どうしたグリ坊。何だか最近毛艶が悪いな‼︎」
ゴースト「マジカルシフト大会に出られなくて拗ねてるんだってさ‼︎
ヒッヒッヒッヒ！」

ゴースト「そんなにマジカルシフトがやりたいなら、
ワシらが相手してやるぞ。
90年前はワシも選抜メンバーに選ばれて、キャーキャー言われとったんじゃ！」

『19…？90、年前？』


忘れてはいけない、19と90の発音は似ている
だから貴方はどちらかがわからない
でも、少なくともゴールド達も元生徒と把握はした


ゴースト「さ、ユウ。お主も来るんじゃ」
『え待って何で引っ張るのんですか??』


そのまま外に連れて行かれ3対と1匹の試合を見るのだった


『うん、幻覚みたい』


猫のような動物、グリムとゴーストが戦うのは前代未聞
いや、見ることすら無い
新鮮…いやもはや口では言い表せない程の風景

そしてかれこれ1時間はやってる彼らと見る貴方


『…、楽しそ』


あんな1つの事に無我夢中でやるグリム、初めてあった以来初めての事
それくらいグリムを楽しくさせるゲームと言える


『、あいつもしかして犬？』


と上斜めの回答を出す
すると階段の向こうからから見覚えのある姿が見えた


『げっ、クロウリーッッ……あ、先生』
クロウリー「今呼び捨てされたのは気のせいですかね？」
『……』


こちらを見るクロウリー、そして静かに逸らす
「ま、いいでしょう！」と切り替えたと思いきや、クロウリーに立たされて
屋敷へと連れ戻された


『はぁ〜？』


再び談話室

少しだけ綺麗にした椅子とソファに腰掛ける貴方達
そして1人と1匹で会話が始まる

そして静かに見守りつつ『風呂入って寝よ』と思う貴方
全くもってこの話を耳に入れていない。
むしろめんどくさいのだ


(『クロウリー絶対面倒ごとを押してるやん。
めんどくさい、というかゲームして〜よ!!スマホゲー!!
私イベント中だったんだぞ!？』)


どんどん心が黒く始める貴方……、、私もわかる((
なんて考えていると


グリム「よし子分！早速聞き込みだ!!行くぞ!!」
『は？』


予想外のことが起きた、いや、計画通りになってしまった。
とにかく許さん学園長

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す