英語が喋れない監督生III

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振り返れば、そこにいた人物に見覚えがたった
いや、忘れるはずがない…


『あの時、尻尾を踏んでしまった人だッッッッ…
(よく見たらライオンみたいな雰囲気があるぞあの人ッッこっわ!)』

寮生「レオナ寮長!」
寮生「こいつら、人の縄張りに土足で上がり込んだんですよ〜？」
寮生「ちょっと痛い目見せてやりましょ〜よ〜!っへへへ!」


中に1人だけ見たことのない人がいた。
オーバーサイズの制服を着た獣耳の人…


？「あれ〜？君たち食堂で会った人じゃないっスか。
あ、君…あん時の」
『え、あ…。あのときのオカン』


ふと思い出す記憶。だが、正直言うと思い出したくない貴方


グリム「あぁ!オマエ!!デラックスメンチカツサンド!!」
『え？そんな名前なの彼!?』

？→ラギー「ちょっとちょっと！
人の名前を勝手に美味しそうにしないでほしいッス
オレには"ラギー・ブッチ"っていう男らしい名前がついてんスから」


するとレオナはケイトの後ろにやや隠れぎみ貴方をみて、
「あぁ」となにかを思い出すように言う
『ギクッ』と効果音を思わず口から出してしまう…


？→レオナ「良く見ればお前、植物園でこの俺の尻尾を
踏んづけた草食動物じゃねぇか」


その言葉でそこにいた寮生は一斉に貴方を見る


寮生「なぁにぃ〜〜？レオナ寮長の尻尾をぉ？」
寮生「許せねぇな!!」


一気に敵の的になる貴方
逃げたくても逃げれない状況


『あ、ああああアイムso so so!!sorry!本当にわざとじゃないんです!
いやでも、よそ見してた私も悪いし…っででででも!』


半泣きに、右手をケイトの袖を掴みながら震える貴方
申し訳ないという気持ちはあるが、なかなか言葉には出ず詰まる。
もちろん、そんな言葉では相手に伝わらない


寮生「ゴメンで済んだら、警察いらねぇんだよ！！」
『ヒィイイ！！おっしゃるとおりです！多分！』

ラギー「あ〜、だからレオナさんあんな機嫌になってたんスね〜」


と「なるほど」とでも言いたそうな顔をしながらジッと貴方を見る


寮生「レオナさん、ラギーさん、やっちまいましょうよ!」

レオナ「ワンワン騒ぐんじゃねぇよ馬鹿ども。
暴力沙汰なんか起こして、マジフト大会出場停止にでもなったらどうする気だ？」

寮生「縄張りを荒らしたヤツを見逃すんですかァ？
食い出がありそうな獲物なのに〜」

レオナ「誰も見逃すとは言ってねぇ」


その時、レオナの表情がニヤリと変化した


レオナ「ここは"穏便"に、マジフトで可愛がってやろうぜ」
　
　

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