第11話：猫かぶり野郎 ページ13
「お前ら昨日入学式で暴れてた奴らだろ？闇の鏡に選ばれたのに魔法が使えない奴と、お呼びじゃないのに乱入してきたモンスター！」
「入学式では笑い堪えるの必死だったわ(笑)」と、私達を馬鹿にしたように嘲笑う彼の顔は、まさにヴィランそのものだ。
さっきまでの笑顔はどこに飛んでいった？(困惑)
ちくしょう、まさかこういうタイプとは…猫被り野郎め。いっそ清々しい程に性格悪いなコイツ…。
「し、失礼な奴なんだゾ！」
「で？結局入学出来ずに二人して雑用係になった訳？はは、だっせー」
『けっ、言ってろ言ってろ！私達を消しに来たんじゃなければ何でもいいし？？ふん、グリム、あっち行こーぜ。…グリム？』
「にゃ、にゃにおぉおう…！？」
『グリムサン？？？』
…駄目だーコイツ全く人の話を聞いてねーー！
エースの煽りにまんまと乗せられたグリムは、今にも彼に飛び掛りそうである。
…まさに一触即発。どうやら相性が悪かったらしい。
しかし、ちっともそんな事を気にしないハートの彼はどんどんと煽りを重ねていくのだ。
「しかも�爛哀譟璽函Ε札屮鶚瓩眞里蕕覆い覆鵑討匹鵑世雲ご崔里蕕困覆鵑世茵�ナイトレイブンカレッジに来る前に、幼稚園からやり直すのをオススメするぜ」
…グレート・セブン？？
またもや出てきた聞き慣れぬ単語に首を傾げている内に、既に目の前でドンパチ始めたグリムとエース。
しかも彼等の喧嘩は物理ではなく、全て魔法で行われるのだ。
青い炎や風が互いにぶつかり合い、周りで荒れること荒れること。
おお、昨日も見たけど魔法ってすげえな…！
感動のあまり暫く箒片手にポケーっと突っ立ってるも徐々に集まる野次馬を見て、直ぐに我へと返る。
やっべやっべ、騒ぎになる前に早いとこ止めねば…！
『タイムー！タイムタイムタイム！！！』
「あ？んだよ。怪我したくなきゃアンタは大人しく下がってな」
「A！邪魔するんじゃねーんだゾ！」
『いやいや道のど真ん中で喧嘩してるおめーらの方が邪魔だから！狭い通路で手ェ繋いで歩いてるカップルくらいクソ邪魔だから！！ってアーーｯ！！』
私の制止の声も虚しく、懲りずに炎を吐いたグリム。
その炎はエースの風？魔法によって軌道が逸れ、不幸にもハートの女王の石像に直撃してしまった。
黒焦げになったそれを目にし、責任を擦り付け合う彼等を横目に、思わず顔を覆う。
アァ…オワッタ…！
「こらー！何の騒ぎです！！」
『ほらァもー学園長来ちゃったジャン！！(泣)』
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月次 - あ、画力をですね、すみません、主語抜けちゃってました！ (2021年7月18日 15時) (
レス) id: 34cc41e784 (このIDを非表示/違反報告)
月次 - 絵、上手いですね！俺にも分けていただけませんか？ (2021年7月18日 15時) (レス) id: 34cc41e784 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - しろぎつねさん» ご指摘ありがとうございます！！！完全に丸の位置反対になってますね！！申し訳ないです！！！読んでくださってありがとうございます！！！！監督生ちゃん気に入ってもらえて良かったです！！！ (2021年4月19日 17時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
しろぎつね(プロフ) - 夢主ちゃんの豪快だけどビビリな性格が可愛くて好きです！面白い小説のご投稿ありがとうございます！ ところで50話の「諦めたら試合終了ですよ」のくだり西●先生ではなく安●先生では無いですか？もしわざとでしたら申し訳ありません^^; (2021年4月15日 0時) (レス) id: 46c2545315 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - そこら辺の水道水さん» そんなに推してもらえてほんとに嬉しいですw書いてて良かったー！と思えますねー！！！いつもありがとう！！！もっと輝けるように頑張りたい！！！！頑張りマッスル！！！！ (2021年3月1日 0時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2021年1月19日 0時
