いや、あの、俺/私たち付き合ってないんですけど(笑)

快「十八話目だぜ！」『工藤新一と同じで草』← ページ22

幸人side


『お待たせ』


目的地に着き仲間に呼ばれ、バーボンを待たせていた俺(見た目は女だが)は、やっとのことでふるやんのもとへ戻ってきた。


バ「随分と長いお話でしたね」

『ジンに"マジで手ぇ出されそうになったら呼べ"って言われた、めっちゃ』

バ「お母さんですかジンは...」

まあそんなことは置いといて。


さーてと、そろそろアフィニティモードに入りますか！

ついでにバーボン巻き込んで演技し〜ようっと☆



『ねぇあなた』

相手の夫婦があまり上手くいっていないのなら、こっちもよく似た夫婦を演じればいい。

同じ境遇の方があっちがかかりやすい。


いきなり雰囲気を変え、腕を組んだので、バーボンは少し驚いた表情をしたが、察したのか"どうしたんですか？"と返してくれた。

『さっき話していた女性、誰なの？』

バ「あなたには関係ありませんよ」

『...またそうやってはぐらかすのね』


どうよ、俺の演技力！

これでも元演劇部なんだぜ！(`・ω・´)ﾄﾞﾔｯ



ターゲットの夫婦が向こうから近づいてくる。

何やら口喧嘩をしているようだ。



...ナイスタイミング




『私とのことは遊びだったの！？本気で愛してたのはｯ、私だけ、だったの...！？』


バーボンを突飛ばし、叫んだ。


あ、バーボンは全くの別人の顔してるから注目浴びたってオーケーだぜ！(`・ω・´)ｷﾘﾂ


周りがザワつく。

"何だ？"や"喧嘩か？"などの声が聞こえてくる。

『...何で何も言わないの？もう、...あなたなんて知らない！！』


そう言い残して、俺はその場を去った。

後ろで「おい！」と言う声が聞こえるが、無視して走り続けた。


何かアレだ。

浮気現場に遭遇してキレてどっか行く彼女の気持ちがよくわかるわ笑







さて、これでバーボンと離れることに成功。

あとはあの男が話しかけてくるのを待つだけだ。



あそこの席よさげだな〜。

よし、座ろう。







あっちは上手くいってるかな〜


いや〜、久しぶりに演技したけど、鈍ってなくてよかったわ〜笑笑


そう心の中で安心していると、ターゲットの男が俺の横に腰かけた。


男「ねぇ君。今暇かい？」



かかった。


『ええ』


男「旦那さんと喧嘩でもしたのかい？」

『ええ、そうですね。大声を出してしまってすみません』

男「いいや、構わんよ。...俺もね、妻とうまくいっていないんだ」

だろうな(白目)

聞くところによると貴様、無類の女好きじゃないか。

そりゃうまくいかねぇわ。

蘭「十九話目だよ！」「蘭ちゃんかわいい！」→←「十七話目ですよ〜」阿「ネタがなくなってきたんじゃな...」

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