雅 -miyabi- 第3章 (ページ6)

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＜気がつくと…＞

『…ん』

目を覚ますと見慣れない部屋

あれ…？
私、どうしたんだっけ？

記憶を遡ってみた

確か、ヒョンとチャニョルと
一緒にお店に帰ってきて

階段に散らばったガラスの破片を
チャニョルが踏んじゃって

一緒に病院行って帰ってきて

ミンソクとイーシンが
ヒョンの手伝いをしてくれてて…

あれ…？
ここまでしか思い出せない

考えるだけで
頭がズキンと痛みだす

だけど、
ここは一体何処だろう…

？『ヌナ～、起きたぁ～？』

『イ、イーシン！？』

ドアの方からひょこっと
顔を出したイーシンに驚いた

『え…ここって…』

LY『僕達の宿舎だよぉ～』

そっか、EXOの宿舎…

XM『ヌナ、大丈夫？

チャンミニヒョンに連絡したら
様子見に来てくれるって

僕たち、リビングいるから
着替えたら来てね？』

ミンソクもひょこっと顔を出した

『あ、うん、ありがとう…』

思わずお礼を言ったが
なぜチャンミンが来てくれるのか
わからないままだった

今、何時なんだろう…

携帯の時計を見ようとするが
充電が切れてしまったらしく
画面は真っ暗だった

ベッドから降り、
用意してくれていた着替えを着て
携帯を握りしめて部屋を出た

XM『あ、ヌナ、やっと来た…』

私の顔を見て、
ホッとしたように表情のミンソク

『ごめんね、ミンソク
あの…充電器貸してもらえない？』

すると、ミンソクは部屋から
持ってきた充電器を
プラグに差し込んでくれた

LY『ヌナ～、
そういえば、体調平気？』

イーシンが心配そうに
顔を覗き込んできた

『え、うん？大丈夫だけど…
あの…部屋片付けた後、何かあったっけ？』

イーシンとミンソクは
目を見開いて私を見ていた

え、何か違う事でも言ったかな…

XM『え…ヌナ？どういう事？』

LY『覚えてないの…？』

そう言われて、
こくんと頷くと二人は驚いていた

すると…

ピンポーン

宿舎のチャイムが鳴ると
バタバタ、とミンソクが玄関に向かった

XM『チャンミニヒョン！』

チャンミンは
ミンソクと何か話した後
私の所にきて

CM『A、実はまだ部屋が
片付いていないそうなので
片付くまでEXOの宿舎に
いてほしいんだけどいいですよね？』

『わ、わかった…』

チャンミンからの頼み事は
珍しい事だったので
すんなりと聞くことにした