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「…んんっ…はっ」
口を無理やりこじ開けられ、舌が入ってくる。全然離してくれなくて、息が苦しい。
「たい…っ、はぁっ！」
腕を押さえつける力はどんどん強くなり、床に骨がぐりぐりと当たり痛い…
お酒が強くない太輔が、酔って帰ってきたことは、回数は少なくとも今までもあった。
だからと言って、こんな太輔を見るのは初めてで…
「ちょっと…！太輔ってば！！」
急に起き上がったと思えば、雑に腕を引っ張って凄い勢いで寝室に連れて行かれる。
「太輔！落ち着いて！！」
久しぶりに求められているのに、喜びは全くなかった。
乱暴で、冷ややかな目。言葉は何もなし。
嫌でも、愛がないことは充分なほどに伝わってくるから…
「…やっ！」
投げられるように、ベッドに押し倒されると、馬乗りにされる。
そのままの体制で、太輔はTシャツは脱がず、逃げようとする俺をたまに押さえながら、器用に下を脱ぎ捨てた。
すると今度は、頭上で両手を押さえつけられ、俺の暴れる脚を脚で押さえながら、多少時間をかけて片足ずつ乱暴に脱がされた。
「太輔…っ！やだ…やだ太輔！！」
いくら叫んでも、太輔の耳には届かない。
抵抗しても、今の俺じゃ全然力も足りなくて…
ぐるりと仰向けからうつ伏せへと体制を変えられ、お腹の下に腕を入れられ腰を上げられる。脚は太輔の体くらいの幅に広げられ、また脚で踏まれて押さえられた。
「太輔…や…だっ」
太輔の片手で、両腕を今度は背中で強く握られる。
すると太輔は、解いてない俺の中に無理やり入ってきて…
「いぃ…っ！！痛い！太輔…っ、あああっ…」
奥まで入れられると、空いている片手で髪を掴まれ頭を上げられる。そして、強く何度も何度も突かれた。
F「はぁ…っ！はぁ…っ！」
上から太輔の荒い息だけが聞こえる。
俺にはもう声を出す体力も、抵抗する体力も残ってなくて、ただただやられっぱなしだった。
痛さと悲しさ…寂しさ…色々な感情が混ざって、涙だけが数え切れないほど流れた。
・
櫻弓 想です。
「ただ破局してないだけ」読者様、いつもありがとうございます。
公開して1週間足らずで、赤い星を頂きました。
こんなに早く、評価を100票頂いたのは初めてで、とても嬉しいです！
本当にありがとうございます！m(_ _)m
もしよろしければ感想と、まだ評価していない方は、評価待っています(^^)
これからもよろしくお願いします。
2021/09/01 櫻弓 想
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櫻弓 想(プロフ) - yuzu_さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！ (2021年9月8日 1時) (
レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - とても面白かったです！ありがとうございました！ (2021年9月8日 1時) (レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！予定より長引いたのと、ずっとほとんど病系だけを書いてきたので、ラブラブシーン的なのは書くのが苦手であまり書けないんです…（笑）申し訳ありません汗 最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました！ (2021年9月8日 0時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - こんばんは、完結おめでとうございます。毎日更新楽しみにしていたので終わっちゃうのは寂しいですがlast良かったです!!…その後もうちょっとラブラブな2人の話も見たかったです!! 笑。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年9月7日 23時) (レス) id: 1827b6c1cf (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - . 柊月さん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉感謝すぎます（ ; ; ）もうすぐ終わりに差し掛かりますので、更新頑張ります！ (2021年9月6日 20時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2021年8月26日 23時
