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さっきまで大きな声が行き交っていた楽屋はどこへやら…太輔が出て行って俺たちの楽屋は沈黙と化した。
あの様子の太輔が、家に帰るわけがないと分かっていた俺は、とりあえずミツの様子を知りたくて、電話をかけるために楽屋を出ようとしたら
2「横尾さん…もしかして何か知ってんの？」
「…ミツのことだから太輔に黙り通してたんでしょ。それだけじゃない？」
2「でもおかしいって…ガヤならさ、そんなこと気付くでしょ」
ニカの言う通りだった。これ以上言い返す言葉も出なくて、体調が良くないことは知っていたけど、それ以外は知らないと少し嘘をついて楽屋を出た。
「…もしもし？」
電話をかけたら、ミツは出てくれた。病院に行って、もう家に帰っているようだった。
話を聞くと、今まで解熱剤で下げていた微熱が一昨日から下がらなくなり、3日間でそのままどんどん熱が上がってしまったという。
「そんな無理してやってたの…ごめんね気づかなかった」
俺はあえて声を掛けていなかったことをここで悔やんだ。
K「いや…薬飲んでたら平気だったんだし、横尾さんが謝ることじゃないよ。俺こそごめん。今日迷惑かけちゃって…」
「今から行くわ」
K「…え？」
「その様子だと、ご飯1人じゃ食べれないでしょ。お粥かなんか作りに行く」
K「はっ？！いや、いいって！悪いし…移ったら困る」
「どうせ風邪で出てる熱じゃないでしょ？移んないよ。とにかく行くから、辛いところ悪いけど、チャイム鳴らしたら玄関だけ開けてね」
K「えっちょっと！！」
焦るミツをよそに、俺はそのまま電話を切った。
ミツのマネージャーに連絡をして住所を教えてもらって、自分のマネージャーに住所を伝え、スーパーに寄ってから家に行ってもらった。
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櫻弓 想(プロフ) - yuzu_さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！ (2021年9月8日 1時) (
レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - とても面白かったです！ありがとうございました！ (2021年9月8日 1時) (レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！予定より長引いたのと、ずっとほとんど病系だけを書いてきたので、ラブラブシーン的なのは書くのが苦手であまり書けないんです…（笑）申し訳ありません汗 最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました！ (2021年9月8日 0時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - こんばんは、完結おめでとうございます。毎日更新楽しみにしていたので終わっちゃうのは寂しいですがlast良かったです!!…その後もうちょっとラブラブな2人の話も見たかったです!! 笑。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年9月7日 23時) (レス) id: 1827b6c1cf (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - . 柊月さん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉感謝すぎます（ ; ; ）もうすぐ終わりに差し掛かりますので、更新頑張ります！ (2021年9月6日 20時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2021年8月26日 23時
