吹雪台が荒れた後。【オリジナル】 (ページ10)

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番外編？ページ10

A組担任、伊川先生と、C組担任、名片先生が話す。

盗聴器があるとは知らずに。

伊川「どうです？C組」

名片「いいクラスです。ただ…」

伊川「ただ？」

名片先生の深呼吸が聞こえる。

名片「放課後、隣の部屋から『セイセイ』聞こえるんですよ…誰かが『セイセイ…』と言いながら黒板にチョークをコンコンするんですよ…心霊現象ですかね」

すると、職員室の扉が開く。

鳥羽(とば)先生だ。B組担任。

伊川「お疲れ様です鳥羽先生」

鳥羽「お疲れ様です」

名片「最近のB組はどうなのですか鳥羽先生？」

伊川「A組の話だと、私が『アルティメット』と言ったせいでアルティメットが謎の流行りを見せています。そして今は何故か『アルティヘルメット』になって、CMソングのように『アルティヘルメットォ～』と言うのが流行っています」

すると誰かの先生が「伊川先生、やってくださいよアルティヘルメット」と言ったので、

伊川「アルティヘルメットォ～」

職員室の失笑を買う。だめだこりゃ。

鳥羽「うちのB組はですねぇ、、、

走り回ってますねぇ。まぁ他クラスの方もですが」

ギクリ、としたのはカリン。

カリン「大体、いじってくるヒロが悪いんだ！校内でも問題になってるってよ！」

ヨウスケ「静かに。聞こえないよ」

私達は盗聴器に耳を傾ける。

伊川「ところで、"フシギな力"を持つ人が、学年に10人いると聞いたのですが」

伊川先生は、新しくこの吹雪台に入って来た。私達のことをまだ知らない。

すると盗聴器に気づかれたので、カリンが壊し、破片を撤収させ、能力をパワーアップして、また復活させた。