第330話 ページ46
リベラside
リベラ「ただいま...」
私はゆっくりとドアを開けた。
するとそこには...
ルナナ「おかえりなさいませ!」
ラフ「おかえりなさい。」
「リベラ様っ...」
「おかえりなさいませ!!」
「お待ちしておりました...」
マナ「お姉様ーーーーー!!!!」
すごい勢いで抱きついてくるマナを始め
たくさんの使用人が、私を玄関で出迎えてくれた。
私はポンポンとマナの頭を撫でながら笑った。
リベラ「みんな...ただいま。元気にしてた?」
私がそう言うと、みんな一斉にはいっ!!と元気よく答えてくれた。
あぁ...アリナレオンバートだな。
そう強く強く感じた。
だんだん熱くなってきて、マナを引き剥がすと、別の人達が目に入ってきた。
リベラ「レナ...ミオ...!」
私は2人の元に駆け寄る。
レナ「リベラ...おかえり!」
ミオ「まさか魔力を完全復活させて帰ってくるとはなぁ...。」
私はレナに抱きつかれ、ミオにわしわしと頭をぐしゃぐしゃにされた。
リベラ「2人とも。アリオンのみんなを守ってくれてありがとね。今度からは私が守るから。今までほんとにありがとう。」
私がそう言うと、周りからおぉーーと拍手が起こった。
マナ「お姉様が...この国を、この星を守るんですね!私は恵まれた妹ですっ!」
再び抱きついてこようとするマナを必死で止めながら、私は周りを見渡す。
リベラ「キリトは...?」
そう言うと、ルナナが答えた。
ルナナ「キリトさんは多分、私たちが落ち着いてから来ると思いますよ。二人っきりの時間を邪魔されたくないんですよきっと!」
ルナナがそう言い放つと、今度は周りからヒューヒューと口笛が飛び交った。
ラフ「リベラ様こそ、二人っきりがいいでしょう?」
突然ラフにそう言われ、私は硬直した。
リベラ「ラフ...いつからあなたそんなに意地悪になったの。」
そういう私から逃れるようにラフはパンパンッと手を叩き、みんなに仕事に戻るように指示をした。
同時に広間へと向かうレナとミオ。
レナは去り際に私に向かってウインクをしてきた。
...もうすっかり周りにはバレてる。
はぁと溜息をつきながら、私はドアの近くにほったらかしていた荷物を取りに行こうとした。
瞬間。
「私が行きます。」
その声と同時に、誰かの手が私の肩に触れ、その後ろ姿が私の荷物を持ち上げた。
誰か、だなんて、そんなのわかってる。
私は満面の笑みで、彼を見つめた。
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fruit(プロフ) - neruさん» こんな古くて長すぎる作品を読んでくださって、本当にありがとうございます!!番外編の件、リクエストすごくすごく嬉しいです!!もちろんお受け致します!逐一公開しようと思いますのでお気に入り登録等で通知を受け取ってくださると嬉しいです。しばしお待ちください! (2021年6月30日 14時) (レス) id: b2a1d0f311 (このIDを非表示/違反報告)
neru - 凄く面白かったです!もしできたら続編・・・というより番外編を作っていただけないでしょうか?夢主が帰ってきた後と結婚した後で時間が空いているのでその間どんな感じだったのか知りたいです! (2021年6月30日 6時) (レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 葵 林檎さん» 素敵なコメントありがとうございます!!時間はかかっていますが少しずつ直している最中です。言い回しが変わったりバッサリカットしたりしているのでぜひ何度でも見返してみてください!ありがとうございました! (2021年2月27日 4時) (レス) id: b2a1d0f311 (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - このお話、とても好きだなああぁ、と心の底の根っこから思います! 私はファンタジーがめちゃ大好きなので、もう、何度も読み返します!! 素敵なお話を作っていただきありがとうございます…! (2021年2月16日 21時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 愛流鈴さん» お返事大変遅くなり申し訳ありません...!このコメントを拝読して、すごくテンションが上がっております!私自身、あまり自信がなくて作品削除も考えていたのですが、コメントを読んで、この作品は残しておこうと思うことができました。本当にありがとうございました!! (2020年9月17日 12時) (レス) id: 332baaf975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:fruit | 作成日時:2018年7月1日 7時