49…物資調達 ページ49
「んっとなぁ、ショッピくんとAくんは総統室へ行ってや。
ひとらん、チーノとゾムの中に狂犬が混ざり始めたで。そろそろ行かんと畑荒れんのとちゃうか？」
ひとらんらんは、中庭のモニターを見たとともに、薄く殺気をまとい、刀の鞘に手をかけ、もの凄いスピードで去っていった。
このようすを見たロボロは、ショッピとAに向き直る。
「ショッピくん、総統室までAくんを案内したってや。」
「了解っす。それでは。」
「はいよ〜」
ショッピが扉の方へと向かう。そしてAも、ロボロに軽く会釈をしてからそれを追った。
今日だけで何度も見た廊下。
Aが少し後ろに、ショッピが少し前に居る形で進んでいく。
壁に付いた、灯っていないランプを通りすぎる。
キラキラときらびやかに輝く、頭上のシャンデリアをくぐる。
行く途中で、中庭の様子が伺えた。
声は聞き取れなかったが、ひとらんらんの前で、先程ロボロが言っていた四人が正座しているのが見えた。
「……そういえば、兄さんの話はしましたっけ。」
急に、思い付いたかのように、ショッピは、Aの方へ振り向いて言った。
Aは聞いたことが無かったので、素直に、ない、と答えた。
すると、再び歩き始めながらショッピは説明をした。
「この軍にはもう一人、兄さんって名前の方が居るんすよ。
物資調達とかを担当しとるから、あんまり軍には居らんのやけど。
紫色のストール首に巻いとったら兄さんっすね。」
どうやら、兄さんと言う名前の幹部がいるそうだ。会えたら良いな、とAは思う。
そんなことを話していると、本日何度目かの重々しい扉が見えた。
「ショッピとAっす。」
そう言い、数回ショッピはノックをする。
すると、中から聞き覚えのある声で、
「入れ。」
そう耳に届く。
中に入るショッピのあとを追い、Aも入った。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
