47…モニター ページ47
再びすっかり見慣れてしまった廊下を進む。
ぎしり、ぎしりと音をたてる床。音はたてるものの、揺らぐ気配は全く見せないぐらいには頑丈だ。
先頭を行くひとらんらんに、ショッピとAがついて行く。
ひとらんらんは、やはり警戒こそしているものの、嫌っている訳ではなさそうだ。
しばらくすると、頑丈な作りの扉が一枚、視界に飛び込んできた。やけにここだけガッチリとされている。
だが、見た目に反してわりと開けるのは簡単なようで、ひとらんらんはカギをポケットから出し、さしこむ。
ガチャリと言う音がした後に、鍵を引き抜き、扉を押し開ける。
ギイィ…という音と共に開かれた扉の先には、再び扉が。
しかし、二つ目の扉は軽く、木製にガラスがはめこまれた普通の扉だ。
「ろーぼろ。」
ひとらんらんが、そう言いながら、二枚目の扉も押し開けた。
すると、まず目に飛び込んできたのは、たくさんのモニターだ。
二桁はあるであろう数。そこにはさまざはな様子が伺える。
図書室でエーミールが読書をしている姿。
中庭で未だに口争っているゾム、チーノ等々。
他にも、かなり大きめの機器が数台、たくさん積まれた資料やファイル。
壁側面の本棚には、大量にファイルがぎっしり詰まっている。
ろぼろ、とひとらんらんに呼ばれた男は、モニターが向いている中心の椅子に座っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1559人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
