38…猫被り ページ38
「あぁ、ショッピくんとAくんやで。」
「圧倒的説明不足や。
あ、どうもチーノと申します！開発部担当やらせていただいてますぅ。」
説明が面倒なのか、やる気のないゾムの案内を横目に、二人にニコニコと話しかけるチーノ。
どうやら、武器等の開発を行っているようだった。
ゾムが終始説明すると、チーノは何とも言えないような表情を浮かべた。
それを見たゾムが、チーノに話しかける。
「なんやねんチーノ。そーんな変な顔して、猫被って。」
「うるさいぞ。特に最後。しっかし、不思議なこともあるもんやな。」
速攻で猫被りが剥がれたチーノは、二人の顔を不思議そうにまじまじと見る。
「趣味思考も同じやったりするん？」
「さぁ、分かんないっすね。」
「お前はどっちや。」
「ショッピっす。」
そこでやっと、どっちがどっちか、分かったチーノ。
興味深そうに目を輝かせながら、なるほどなるほど、と独り言を呟いている。
しばらくすると、顔を上げた。
「好きな煙草は何なん？」
「ショートピース。」
「ご存じの通り、俺もっす。」
Aとショッピが答える。ニコチンが切れているためか、Aは少しぶっきらぼうに答えた。
その答えを聞いて、さらに顔の輝きが増していくチーノ。
そこにゾムが乱入する。
「なぁチーノ。今からみんなんとこ回るんやけど、お前も来る？」
チーノは子供のように、大きく頷いた。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
