26…上着 ページ26
「え…？あの、皆さんどうかしました？俺の背中に何かついとるんすか？」
疑問に思いながら問うと、コネシマが「お前分からんのか！？」と言った。
分からんのか、と言われても、何が？、という状況だ。
「背中から血、出てんで！？それもたくさん！！」
Aは、不思議に思って上着を脱いだ。
言われた通り、背の部分を見ると、血がべっとりとくっついていた。
そして今まで背中を見た一般兵のみが、驚いていたことを思い出す。
「あー…これは……。」
「何もたもたしとんねん！！医務室行くで！！」
「いや、ちゃうんすよ。」
何がちゃうねん！と叫ぶコネシマ。よく理解が出来ていないゾム。わたわたと慌てている大先生。
なんとも言いがたいこの状況に、救世主が現れる。
「……皆さん何してんすか…。」
「あ、ショッピさん。」
「ちっす。」
ライターを取りに行っていたショッピが、帰ってきた。
ゾム含めた三人が慌てる中、ショッピとAが着々と話を進める。
「どうしたんすか、これ。」
「俺、森で倒れてた総統閣下をここまで運んだんすけど、そん時背中に血がついちゃったんすよ。」
ほら、とAは上着を見せる。
「うわ、だいぶっすね…」
「それを俺の傷だと勘違いした三人が慌ててるんっす。」
「あぁ…」
かなり冷静に話を聞いたショッピは、こちらを見ている三人にため息をついた。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
