13…処置 ページ13
「グルッペンさん…！大丈夫っすか！？」
声をかけるも反応しない総統に、Aも焦りの色を見せる。
それと共に、怪我の処置に知識が無かった自身を深く恨んだ。
色々なところから血液が出ていた時、たしかに処置はした。
だが、あくまでも素人の処置だ。
そこらの一般の人よりは処置は出来る。が、さすがに医者ほどの処置を行うのは不可能だ。
そして、ほぼ不完全処置の傷で、この風、木々、早さで走ったら傷口が開く。
そこまで深くはないだろう、と侮っていた自身をAは強く恨む。
せめて落ちないように、と自分に腕を固定させ、安全な範囲で、できる限りスピードを上げる。
軍には、軍医と呼ばれる医者がいるはず。そうAは考えた。
「もう少し…頑張ってください…！」
自分より大柄な男性が寄りかかっていることにより、体に大きな負担がかかる。
だが、そんなことも気にせずにAはバイクを走らせた。
やけに眩しい晴天の空が、彼らを見下ろしていた。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
