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あかり「A洗い物終わったけど何か……」
天「しっ。」
あかり「寝てたんですね。」
あかりが夕飯に使ったお皿を洗い終わって何か飲むか提案しようとしたがソファーで天の肩に頭をおいて眠っていたA
天「まぁね。もう少しゆっくり寝させてあげて。2人が泣いたら起きちゃうだろうから。」
あかり「もちろんです。タオルケット持ってきますね。今動かしちゃうとA目覚めちゃうだろうし。」
天「うん、お願い。」
平気そうに見せるけど慣れないことしかしてないから気疲れするのも当たり前だし
あかり「九条さんは甘えないの？」
天「雪村さんもいるし甘えないよ。」
あかり「でも仕事もまた増えてきたしちゃんと寝ないとそれこそAが心配すると思いますけど」
天「ちゃんと寝てるよ。偶にAが翔天と蒼唯を隣の子供たちの部屋に連れて行ってたりする時は気付かずにずっと寝てる日もある。
ボクは楽屋で仮眠は出来ても必要最低限だけベビーシッターを……って言ってほぼずっと2人に掛かりっきりのAに比べたら全然だよ。」
あかり「そうですか？
まぁでもそれより多分Aがああ言ったのって甘えて欲しいのもあると思いますよ。」
天「……なんで。」
あかり「私や他の人が見ればイチャイチャしてるなぁ…と思ってもA的にはあんまり甘えてくれてるって思ってないかも。」
天「そう？」
あかり「この子意外に姉気質でしょ？
メンバーでも最年少なのに纏めるのが上手いのって多分家系的な物もあるんですよ。
FSCの娘で財政、東の睦月ですから。まぁ生まれ持ったサガですね。
九条さんもそうでしょ、誰かに甘えてもらって自分もそれに甘える。ﾆｺ」
天「……正直言い返せないね。」
あかり「Aもどちらかと言えばそのタイプです。相性いい様に見えて2人とも甘え知らずだから不器用なんですよ。」
天「キミは陸に似て甘え上手だよね。それでいて鋭いし。」
あかり「鋭いのは暗殺で培ったもの…ですかね。でも甘え上手は認めます。私も姉がいた末っ子だし。それにAの信用を得るには甘える他なかったっていうのもありますけどね。」
天「なんで態々…元々君を見て女優を目指したAなのに？」
あかり「いや〜この子警戒心大分強いじゃないですか…。」
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作者名：reina | 作成日時：2020年6月16日 14時
