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芽衣咲「あの、Aさんは……?」


正直メンバーの皆に聞いていい立場じゃないのは自分でも重々承知していた


それでもやっぱり姫が言っていた事が頭を過りどうしても気になった



それにいつもなら夜空さんの隣で歌詞の復唱と振り付けの最終確認をしている筈……


澪「え?あーAならトイレじゃない?
さっきお茶飲み過ぎたって言ってたし。」



その言葉を聞いて急いでその場を離れた


階段……階段!この階の階段なら確か…



バンっと階段の扉を開けるとAさんが落とされそうになる寸前だった


姫「っ、なんだ芽衣咲かぁ〜笑
もう焦ったじゃん。手伝いに来てくれたの?」


姫は何事も無かったかのようにそう言う


芽衣咲「そんな訳ないじゃん!Aさんに何するつもり!?」


姫「何って…あはは!!前に言ったじゃん??
Aの事邪魔だから落とすって。ニコ」


『…ッ、ヒ、ッや、!』


振り切ってその場から逃げようとするAを姫が捕まえる


『や、めて……ッ!いやぁ!』


姫「うっさいブス!!涼太くんもreginaもVenusも全部全部私のモノなんだから!!」



その瞬間Aさんの手を離す姫


『ッ!』

芽衣咲「Aさん!」


咄嗟にAさんの身体を包み守る芽衣咲


ガガッガンッ

芽衣咲「ッ…たぁ……。ケホッハァハァ…」


姫「っ、なんで芽衣咲まで!バカ!!」



それだけ言い残すと姫が逃げていった


芽衣咲「ハァハァ…Aさん、Aさん!!」


『んっ…あ、り、がと…ニコ』


芽衣咲「ッ…あ、の…ごめ、ごめんなさい!
私……今までッ!その、……ッ」


『んふふ、大丈夫ニコ
め、いちゃん、こそ、へき?ニコ』


まだハッキリ声が出ず所々聞こえてくる


芽衣咲「私は全然…その今までも……その」
私の心配…してくれた…私あんなに酷い事ばっかり言ったのに。


『ッ…!……ふぅ…戻ろっかニコ
皆が心配しちゃうもんね。でもごめん。リーダーとして失格な事言う。撮影が終わってから病院に行って?撮影だけはしっかり終わらせたいの。お願い。』


芽衣咲「勿論…。私こそ…今まで本当に謝り切れない事言ってきてごめんなさい。」


『うん、いいよ。全部許す笑
その代わり今までの事今度聞くからね?ニコ』



そう言って私に手を差し伸べてくれた

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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時

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