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始「分かった。直すのはそこだけか?
他にも要望があれば言ってくれ。」
『んー、あ、なら始さん自身に要望なんですけど……デートしません?って言う名の買い物なんですけど。笑』
涼太「っ、」
聞いてても仕方ないし早くコウ達のところ行こう。
Aから出た言葉に思わずその場を離れる
Aはもう既に始さんが居るんだ。
俺より始さんの方が……やっぱり頼りになるんだろうな…。
タクシーに乗って次の局に向かい昂輝達と合流した涼太
涼太が楽屋に入ると既に3人は揃っていて朝より元気の無い涼太に皆が様子を伺う
剣介「ほら、衛…」
衛「え、俺?!……よし。」
衛「……リョウくん?えっと…その、どうかした??」
涼太「別に。衛は自分の台詞の心配した方がいいよ。」
衛「仰る通り!!でも……リョウくんが元気ないとお兄さんちょっと悲しいな?なんて(笑)」
涼太「いや、何も無いから。気にしないで。」
衛「そ、っか!分かった。もし話したくなったらいつでも言ってね!?」
涼太「うん。」
別に何も無い。もう別れて結構経ってる。
久々に会って一瞬でもAに会えた事が嬉しいって思った事なんかすぐ忘れれる。
【『デートしません?笑』】
デートねぇ……俺と一緒の時は家から出たがりもしなかった癖に。
涼太「……コウ。」
昂輝「あ、あぁ、どうした?」
涼太「今日じゃなくてもいいからさプリン作ってくれない?」
昂輝「あぁ、それは全然いいが…本当に何があったんだ?(苦笑)」
涼太「いや、何も。」
剣介「そういや今日reginaで新曲出たんだぜ!?歌詞が失恋の歌なんだけどやっぱ流石Aというか…切なさもある中で強さもあってめっちゃいいぜ笑」
涼太「そうなんだ。失恋の歌…ね。まぁ後で聞いてみる。」
剣介「おう。あとAプロデュースの姉弟グループ曲も今日解禁でいい感じだぜ?笑
流石ダンスに力入れてるだけあって動きすげぇいいし。」
涼太「へぇー、そうなんだ。」
まぁプロデュースには真剣だったしあれだけ働いてたらそりゃ努力が身を結んだって事でしょ。
俺のファンからのアンチがなくなっただけでここまで凄いんだからA的には別れて正解だったんだろうな…
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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時