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___side

「桜庭さん!お疲れ様です!ニコ」


涼太「あ、お疲れ様。ニコ」


「あ、あの!一緒にご飯行きませんか?
今は彼女も居ないんですし……ダメですか?ニコ」


涼太「ごめんね。この後コウ達と仕事なんだ。誘ってくれてありがとうね。ニコ」


Aと別れてから1年経ちその間にはもちろん破局報道も流れ世間にもフリーであると認識された



ああやって寄ってくる女ってホント嫌だな。
これで恋愛報道とか流れられても困るし。



楽屋に戻り次の局に行く準備をする



涼太「そう言えば関わり持たなくなってから全く会えてないな…」
A……は今ライブで忙しいんだっけ。

澪ちゃんから元気だとは聞いてるけど。


テレビで観ても俺達とは会わないようにしてるからあんまり見ないし。


いや、もう別れてから1年経ってるんだし気にしてたら気持ち悪いか…。



楽屋の扉を開けて出ると人とぶつかる


『ヒッす、すみませ、ッ!』

涼太「いえ、こちらこそ……A」


『…桜庭さん。お疲れ様です!
ぶつかってごめんなさい、怪我してません?ニコ』


涼太「うん、別に軽く当たっただけだし」


『なら良かったです。ニコ
お仕事頑張って下さいね!じゃあ』


久々に会った…けど他人行儀だな。当たり前か、もう前みたいな関係じゃないんだし。


相変わらず忙しそう。


この前ライブしてたんだっけ。身体が前より細くなってた気がする



「A!見つけた、お前さっき楽屋に行ったら居なかったぞ?」


『始さん!あははすみませんコンビニにゼリー買いに行ってて…あ、このプリン食べませんか?買ったんはいいんですけどゼリーこんなに買っちゃったから絶対お腹入らないと思って…ニコ』



涼太「ッ!?」
なんで……始さんと…いや、同じ事務所なんだし喋ったりするし。



思わずそれを立ち聞きしてしまう涼太




始「ならプリン半分貰うとしようか。半分ならAも食えるだろ?」


『良いんですか?!笑
やった!あ、それで楽屋に用って?』


始「この資料だ。社長から今度俺たちが撮るCMについての資料を月城さんから貰ったんだがAの分まで俺が貰っててな。それを渡しに来た。」


『あ、ありがとうございます!
あ、あと家の件ですけど庭にヨガマットが置けるようにしたくて…人工芝から天然芝にしようかなって思ってるんです。』

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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時

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