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『ただいまー、皆今ご飯作るね〜!』
買い物袋を机に置いて部屋を見回すと腰を押さえながら蹲っている澪がいた
澪「ッ…おか、え、り……」
『澪!?どうしたの?!』
澪「腰……痛くて(苦笑)
最近よくあるんだけどなんか今日酷くて…ッ」
『腰?…この時間だし…夜間救急行こう?
放っておくなんて何考えてるの!直ぐに準備するから待ってて。』
澪「うん、ありがと…。」
冷蔵庫に食材を入れてメモを残す
その後澪の部屋に入り保険証の類を取り出し1度車をエントランス前に停めに降りその後澪の居る共有ルームに戻る
『ごめん澪遅くなった、行こう。ニコ』
澪「うん…ッ」
急いで病院に連れて行って多少待ち時間などがありながらも数時間後には結果が出た
澪「腰椎椎間板ヘルニア……ですか?」
「はい、主に足、腰などが痛みや痺れを起こします。」
『………。』
Aは黙って聞いていき医師と澪が行ってはいけない動作などを聞いている間も話を聞きながら考え事をしていた。
澪「あの、治りますか?」
「そうですね。保存療法や手術療法すれば治るかと。ただ再発する可能性もありますのでまずは保存療法を試していきましょう。」
澪「分かりました。」
澪がありがとうございました。という声の後Aもありがとうございましたとだけ言う
澪「ごめん…ね。私……」
『澪はどうしたいか…自分で考えてみて。
もしまだ続けたいって少しでも思うなら……私から社長に話はつけるから。ニコ』
澪「ッ…少し……少しだけ考えさせて。」
『いくらでも待つよ。じっくり悩んで…。』
澪「うん…ごめんね。ありがとう…ッ!」
2人で手を繋いで会計を呼ばれるのを待ったのだった
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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時