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始とカフェで会う事になり急いでそこに向かう
『あ、やっぱり待たせちゃいました!すみません!!』
始「ふっ、笑
全然待ってないぞ?渋谷寮に近い所にしたからな。俺の方が早いのは当たり前だし、それよりここまで来てもらって悪いな。」
『いえ、私の方こそ色々お世話になってます。』
そこに店員さんが来たのでAはメニューを見てからホットココアを頼み始はコーヒーを頼んだ
始「ハハッそうでもないぞ。
これ日記帳だ。中身はあの日に読んだ時以外読んでないから安心してくれ。」
『ありがとうございます。ニコ』
始「…なんか疲れてるか……?」
『いえ、疲れてはないです。(苦笑)』
始「そう言えば悩んでる事があるって言ってたな。」
『アハハ覚えてましたか…笑』
始「どうしたんだ?言いたくなければいいが…もし困っているならもしかしたらアドバイス位は出来るかもしれないからな。それに話すと楽になるかも知れないぞ?(苦笑)」
『…実は……』
「お待たせしました。ホットココアとコーヒーになります。」
『あ、ありがとうございますッ!ニコ』
始「ありがとうございます。」
お礼を言った後店員が去ったのを見てから話し始める
『実は先日涼太くんにプロポーズ的な…事をしてもらったんです。』
始「??あぁ…それがどうかしたのか?」
『私…子供が望めない体質で……その上この前の事件の時に流産したんです。』
始「ッ……。流産の事は涼太は知ってるんだよな?」
『はい…私が眠ってる間に説明を受けたみたいで知ってました。実は記憶が無くなって皆さんと会った日に私、涼太くんと病院行く予定だったんです。だからその前の日には言ってなくて。』
始「…そうだったのか。悪い、辛い事思い出させてしまった。」
『いえ、子供の事はもうこれからも諦めて過ごさないといけないっていうのもそうなんですけど…
それ以上に私と結婚なんてなったら世間からのアンチ凄いだろうなって思ったらどうしても結婚とかしていいのかなって思っちゃって。』
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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時