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Aの思いなどつゆ知らず皆が食事をしたり母同士で話したりしていた時涼太から突然話を切り出される
涼太「実は皆に言いたい事があって今日集まって貰ったんだけど…いい?」
涼太母「えぇ。」
A母「どうぞ。ニコ」
涼太「…、俺はAと出会って5年目になります。A、19歳の誕生日に言った事覚えてる?」
『…この指輪は婚約指輪……だよ、ね?』
左手に付けていた指輪を見ながらそう言う
涼太「うん。ずっと、プロポーズしようと思ってたんだ。
でもAは家族と殆ど会ってなかったから話を出来たらって思って何度かお母さんと葵ちゃんに会ったり電話したりして俺が付き合ってる事の許可も取ってたんだけど…やっぱりAの前でしっかり許可取ろうと思って。」
『ま、って…でも私もう一生子供望めないかもしれないんだよ??それに世間からだって……』
Aは世間から優しい女神と言われる事が多々あったが依然、性格が悪いやこれも全部作り話などAに対する世間の誹謗中傷が酷かった
涼太「世間が何?ちゃんとAの事見ても喋ってもない人に言われた言葉を俺が気にするとでも??」
『い、や…そうは思わんけどでも今ですら私のせいで影響受けてるのに…』
でも私今日涼太に話があるって言われて期待した。いい話かもって。だからこそ悲しい話は聞きたくなかった。
でもいざ嬉しい話になると嬉しいはずなのに同時にこんなに押し潰されそうな思いになるのはなんで??
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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時