もう一回 ページ19
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Aちゃんのメンバーの呼称がある程度決まった頃、
俺だけがまだ名前を呼ばれていなくてソワソワしていた。
俺の方が先輩なことに変わりないのに
(別に威張ってるわけではない)、
俺のことは加入当初から作間と苗字の呼び捨て。
クラスメイトの女子と変わりないじゃん。
俺のことはなんて呼んでくれるんだろう。
『 涼〜ちょっとこっち手伝って 』
橋本｢ ごめんいじゅ、ちょっと手離せない！ ｣
『 なら、瑞稀 』
井上｢ 俺も無理 ｣
『 もう！じゃあガリ！ 』
猪狩｢ そういうのは作間に頼んどけ〜 ｣
ガリさん以外下の名前で呼ばれてるし、
俺も下の名前で呼び捨てに昇格するのかもしれない…！
なんてことは夢のまた夢だった。
『 作間、ごめん。みんな手伝ってくれないの、
ちょっといい？ 』
「 なんで！？ 」
突然大声を出したからAちゃんも拍子抜けしている。
ごめん。いやでも、なんで！？
『 そ、そんなに手伝うの嫌だった？ 』
「 違うよ、呼び方！」
『 呼び方？ 』
「 ………なんで俺は変わりないの 」
少し拗ねたように呟いた。
こうすればAちゃんが弱いことだって知っている。
Aちゃんの計算だけは速いからね。
井上｢ 作間も可愛いとこあるよな〜 ｣
高橋｢ 俺らが羨ましかったか！ ｣
あっちの方で瑞稀くんとゆうぴが楽しそうに話している。
うるさい、放って置いてくれ！
俺は今一大チャンスを逃すまいと必死なんだから。
『 作間は作間じゃん。呼び方なんてどうでもよくない？ 』
「 そんなことって、俺には一大事で… 」
『 作間にしか手焼いたりしてないのに、まだ足りないのかぁ 』
わざとらしくため息をつきながら俯いた後、
Aちゃんは控えめに俺のことを見つめながら
『 龍斗 』と呟いた。
「 …！！？！ 」
『 何その反応！(笑)ウケる、二度としない 』
ねえもう一回呼んで！なんてお願い、
君はきっと聞いてくれないだろうな。
この日の龍斗呼びを超える呼び方に
俺はまだ出会っていない。
井上｢ 遊ばれてるな〜作間 ｣
高橋｢ 悪い女だよ、Aは ｣
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366(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます♡ (2022年9月3日 10時) (
レス) id: 398b640a83 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 井上瑞稀君と橋本涼君と高橋優斗君推しです最高ですコロナと熱中症で体調などにも気をつけてくださいね (2022年8月28日 0時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：366 | 作成日時：2021年8月29日 8時
