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｢お待たせ、A何時から来てたん？｣
『んー、お昼すぎくらい？』
｢ほんまにごめん。朝方まで海人たちおって、｣
やっぱりわたしの勘は当たっていたようだ。
｢え、なんで笑っとるん｣
『そんなことだろうなって思ってたから(笑)』
わたしは廉に会えればそれでいいし、
一緒にいるから起きてなきゃいけないなんてそんなことも考えたことは無い。
お昼寝してる廉を見るのだって幸せだし、
ひとりでゲームをしてる廉を見るのだって幸せなんだから。
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｢あんな、これから忙しくなるから全然会えなくなるかもしれんくて、｣
突然切り出された本題に心の準備なんて出来ている訳もなくて、
『え？』
全然会えなくなるかもと言った廉の言葉が頭をぐるぐると巡った。
『それって…どのくらい？』
付き合う前だって廉は充分忙しかったけどそれでも頻繁に会えていた。
なのにわざわざ会えなくなるかもと伝えてくれたのは、わたしたちが付き合っているからなのだろうか。
それとも、
今までとは比じゃないくらいに会えないという意味なのだろうか。
｢実はな、まだ解禁前やねんけど 映画決まってん｣
後者のようだ。
『えい、が？』
｢おん、主演映画でな、5月から撮影も始まるんやけどその打ち合わせとかもあるし、デビューに向けたレコーディングとかも色々詰まってて、｣
申し訳なさそうに話す廉だけどどこか楽しそうで。
きっと廉の描く未来はものすごく明るいんだろうなと思った。
『おめでと、映画。』
｢ありがと、｣
『わたし会えなくても平気だから。わたしのことは気にせずお仕事頑張ってよ。』
強がりだ。
レコーディングが始まるということは、わたしたちの終わりも近づいているという事。
そんなの尚更毎日だって一緒にいたいし、会えない日なんて無い方がいいのだから。
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なな - 本当に切なくて、でも、どこか幸せで温かくて、涙がとまりませんでした。だいすきです！ (2018年10月2日 4時) (
レス) id: d317cbb504 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - お互いに好きなのに別れるとゆう選択、切ないですよね…二人にとって幸せな瞬間があったってゆう事実がその後の人生にいい影響を与えていたらいいなと願ってます!! (2018年10月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
Yuka(プロフ) - 涙止まらないくらい切ない。。でも、好きな作品でした！出会えて幸せでした！また続編も楽しみにしています！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: e3f933bc47 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - まりさん» コメントありがとうございます！今書き上げている作品が終わり次第続編を始められたらなと思っていますので楽しみにしていていただけると嬉しいです！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 卍さん» ありがとうございます！またこちらでお会いできたら嬉しいです！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2018年7月16日 20時
