JM ページ5
JM「キス、はちょっと」
『ダメでした?』
JM「うちの店では、見えないところでやるのはいいけど、他のお客様がいるところではダメなんです」
『その方がよっぽどタチが悪く感じるけど』
JM「………、紹介するのが遅れました、
パク・ジミンです」
『よろしくお願いします。
私のことはAって呼んでください。
これからここに通うことになるから』
って、
やっぱりその大きな瞳の端で、
テヒョンを探してる。
『私、毎回ジミンを指名するね』
急にタメ口で驚いたけど、
どっからどう見てもハーフだし、
後から聞けば、韓国に帰ってきたのは最近で、
それまでずっとカナダに居たらしい。
JM「何で僕なの、?」
『テヒョンが一番、嫉妬しそうだから』
って真顔で答えた。
つまり僕は、
最初から君に利用されてた。
JM「僕に何のメリットがあるの」
『………メリットはないかもしれない』
それでも君は、
呆れてしまうくらい正直者だったから
『コースの倍額支払うから、
私と契約しよう?』
ハーフの人って、
みんな君みたいに透き通った瞳をしてるの、
JM「倍額払うなら、やるよ。
君の言う通りにする」
そういうとやっぱり余裕そうに微笑む。
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年2月11日 15時