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“僕を使いなよ”

って優しいジミナの言葉に

私は存分に甘えた。









ジミナはこんなにフワフワしてるけど、

でもやっぱりホストの人だから。




仲良くなるって

“そういうこと”をするってことなのかな。

って

思ってたのは、

どうやら私の要らない心配だったらしい。





ジミナは、

あの日、私にキスをしただけで、

それ以降、私に指一本触れなかった。









デートも、

ちゃんと家まで私を送って、

まっすぐ帰るし、

お店で会う時は、

他のお客さんと同じように接してくれた。









JM「客との交際はご法度だからね。
バレないようにデートするの大変だよ」

って小声で

いつものテーブル席でいうけど、

毎回のちゃんとどこどこに行こうとか
プランを考えてくれる。









『今度は、』



JM「ん?」



『今度はジミナの家に行きたいな』









私のことが好きって言ったくせに、
私に指一本触れないジミナに、
私はウズウズしてた。

元カレであるテヒョナに
気持ちがあるまま、
こうやってジミナを使う私は
きっと最低だ。









JM「僕ん家、来たいの?」

目をまん丸にして、
ジミナが驚く。








『うん、』




JM「逆にいいの?」




『え?』




JM「僕きっと我慢できないよ?」




って笑う。









ジミナはそういうところがある。
可愛らしくてフワフワしてるのに、
たまにすごく、なんていうかな、
艶っぽい。









『我慢、しなくていいよ』



JM「……っ、」









奥のテーブルでは、
テヒョンが他の女の子の
手の甲に、王子様みたいにキスしてた。





私は視界いっぱいに
ジミンが写るように、
ジミナに顔を近づけた。









JM「お客様〜、近いですよぉ〜笑」

って私の顔を
ジミナが両手で優しく包み込む。









全部知ってるのに
こうやって優しくしてくれるジミナに、
私は少しずつ惹かれていった。









.

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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年2月11日 15時

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