輝く月のように 4 (ページ40)

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それでも、彼女たちは会いたいと連絡をくれた。何があったかは聞かなかった。否、聞けなかった。だって私は一緒に戦えなかったのだから。彼女たちの苦悩を私は理解できない。そう決めてしまったことを後悔している。

A「何か辛いことがあったら、オンニに言ってごらん…聞くしか出来ないけど聞くからって言えば良かった。どうして決めつけてしまったんだろう」

蛇口が壊れたように涙が止まらない私の肩を抱いて寄り添ってくれるスルギも同じように泣いている。

A「ソルリとは会えなかったの。こんなに近くて何度もチッタポンやスルギに会いにきていたのに会わなかったの。韓国に居るって言わなかったの。どうして言わなかったんだろう。どうして…」
スルギ「誰も思わなかったのよ、こんな事になるなんて…」
A「ようやく、ようやく……会おうって約束したの。オンニのデビューが楽しみだって言ってくれてたのに。私っ、まだデビューしてないのにっ…。どうして、会わなかったの…！？どうして会おうと思わなかったの！？」
スルギ「Aっ…、お願いだから自分を責めないで…」

ソルリと関わりの合った人たちみんな自分を責め続けてしまうだろう。それはスルギも私も。

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