我が家 ページ40
『ん……うぅ……』
目を覚ますと、見慣れた天井が目に映る。
体を起こすと、全身が悲鳴を上げるので傷口が痛む。
『いってて……』
部屋を見回し、自分の部屋であることを確認する。
戻って来られたんだ。我が家に。
ふと足元で寝息が聞こえたので視線をそちらに移すと、小夜が気持ちよさそうに眠っていた。
看病してくれていたのかな。
『ありがとう、小夜』
そっと呟き、小夜の頭を撫でる。
薬研「小夜坊、大将の替えの包帯を持ってきた……大将」
襖が開いて、替えの包帯を持ってきた薬研と目が合う。
『しーっ。今小夜寝てるから、静かにね』
唇に人差し指を当て、いたずらっ子のような笑みを浮かべる。
薬研「大将、傷口は痛まないか！？」
包帯を落として駆け寄ってきた薬研に両肩を揺さぶられる。
『大丈夫、大丈夫だから。小夜が起きちゃうよ』
涙目の薬研の頬を軽く引っ張り、再び視線を小夜の方に向ける。
小夜「んん……主、様？」
『あーあ、小夜が起きちゃった』
小夜「主様……本当に良かった……」
私の両手を握り締めた後、「大広間に居るみんなに……伝えてくる」と言って、部屋を出て行った。
薬研「大将、本当に良かった。大将が一向に目を覚まさないもんだから、このまま目を覚まさなかったらどうしようかと思っていたんだ」
鼻を啜りながら、大粒の涙を流す薬研。
『えー？ そんな縁起でもないこと思ってたの？ ひっどーい』
予想していた回答とは違っていたので、思わずプッと吹き出した。
『私はそう簡単に死なないよ。前の本丸で奇襲に遭った時みたいに』
薬研「大将はそうでなくっちゃな」
私が笑うと、薬研も笑う。
『さて、みんなの反応を見てこようかな』
色々言いたいことがあるしね。
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まじゅっちゃん(プロフ) - ふじもんさん» ギャーギャーピーピーうるせぇなってことですよ！面白いなって思って使ってみました！（笑） (2018年11月18日 17時) (
レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 待ってギャーピーって何笑ギャーギャーは分かるけどギャーピーって笑 (2018年11月17日 21時) (レス) id: 72a2d2ef64 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 豆王さん» 続編作りましたよ!是非ご覧ください! (2018年8月11日 22時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
豆王 - うおっ！続編ですな！お待ちしておりますぞ！ (2018年8月11日 17時) (レス) id: 2f9ad457d5 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 薄桜鬼☆ハルハルさん» コメントありがとうございます!良い作品と褒めていただき光栄です！今後も心に響く作品になるようにより一層頑張ります! (2018年8月7日 17時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まじゅっちゃん x他1人 | 作成日時：2018年4月21日 0時
