やっと ページ34
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！』
私が今居る場所は、男性審神者が連れて来られた場所と同じ部屋だった。
涼「おぉー。絵になるなぁ」
床に黒い魔法陣が浮かび上がっており、その上に私が居る。
起き上がろうとしても、呪術のせいで動けない。
私の身体から、ゆっくりと青白い光が放たれていく。
涼「結局お前の仲間来なかったな」
当然とでも言かのように唇の端を吊り上げる佐々木なんか、どうでも良くなった。
もう疲れちゃったなぁ……
呼吸が浅くなり、意識が薄れて瞼がどんどん下がっていった時だった。
舞織「Aちゃん！」
日吉「A！」
鶴丸「主！」
薬研「大将！」
聞こえた。私を呼ぶ声が。
『やっ、と……』
嬉しくて、無理やり瞼を上げる。
なに瞼閉じようとしてんの私。こんな所で、疲れたなんて言ってらんないって。
『遅、いよ……』
目に映った、私を呼んだ声の主たち。
涼「マジかよ……めんどくせぇな」
何かブツブツ言った後、大量の時間遡行軍が現れた。
涼「お前ら、邪魔者は始末しろ」
佐々木の指示で、一斉に遡行軍がみんなを攻撃していく。
『みんなっ……！』
涼「俺はこっちを始末するか」
こちらに歩み寄り、馬乗りになって私の顔を往復ビンタする。
『けはっ……』
涼「じゃあな。今までの中で一番楽しめた審神者だった……ぜ……」
言い切る前に崩れ落ちる佐々木。
佐々木の周りには生暖かい赤が広がっていた。
三日月「今のはちと、罰が軽すぎるかもしれないな」
血塗られた自身の本体を片手に口元を袖で隠し、ほけほけと笑っている三日月。
だがそれは、狂気的な笑みだった。
『みか、づき……』
三日月「主、もう少しだからな」
真っ赤に腫れているであろう、ジンジンと痛む私の頬を優しく包み込む彼は、今度は弱々しく笑っていた。
あったかい……懐かしい感じがする……
舞織「Aちゃん、今呪術を解くわね！」
全部の遡行軍を倒し終えたのか、舞織さんがお札を使って呪術を解いてくれたので拘束が外れた。
ふわりと浮く私の身体。
横たわって歩けなかった私を、三日月が抱き上げてくれた。
三日月「疲れただろう。眠ると良いぞ」
駄目。ちゃんと本丸に帰って、みんなにただいまって言ってから寝るんだから。
そう思ったが、虚しくも睡魔には勝てずに私は眠りについた。
帰還 〜三日月side〜→←備えあれば憂いなし 〜？side〜
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まじゅっちゃん(プロフ) - ふじもんさん» ギャーギャーピーピーうるせぇなってことですよ！面白いなって思って使ってみました！（笑） (2018年11月18日 17時) (
レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 待ってギャーピーって何笑ギャーギャーは分かるけどギャーピーって笑 (2018年11月17日 21時) (レス) id: 72a2d2ef64 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 豆王さん» 続編作りましたよ!是非ご覧ください! (2018年8月11日 22時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
豆王 - うおっ！続編ですな！お待ちしておりますぞ！ (2018年8月11日 17時) (レス) id: 2f9ad457d5 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 薄桜鬼☆ハルハルさん» コメントありがとうございます!良い作品と褒めていただき光栄です！今後も心に響く作品になるようにより一層頑張ります! (2018年8月7日 17時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まじゅっちゃん x他1人 | 作成日時：2018年4月21日 0時
