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…
「…直人…マジで勘弁して…今日の主役がこんな隅っこのテーブルに全員集合してて、おまけに、よく知らないスタッフ1人を相手にしてるなんておかしいから！言ったでしょ！私、目立つようなことしたくないのよっ！」
わちゃわちゃしている6人を横目に“あ、直人、ネクタイ曲がってるよ？”なんて言いながら、オシャレに緩ーくかけていたネクタイをギュウギュウと締め上げる私。
「…おまっ……ちょっ！…死ぬって！マジで死ぬって！！」
私の腕をバシバシと叩いて咳き込んだ後
「お前が悪いんだろーが！」
そう小さく叫んで睨みつけてくる直人の凄みに一瞬だけひるむ。
「…私が？何で私が悪いのよ？」
「担当スタッフ、しかも燈護のすぐ下で、俺の友達なのにちゃんと歓迎会開けてないからこうなってんだろ。こいつら、そういうのすごい気を使う奴らなんだって。そんな時に、たまたまお前見つけたら、この機会に折角だからってなってもおかしくねーだろ。」
ぴっちりと締め上げていたネクタイを元のように緩ーく下げながら直人はメンバーを優しく見つめた。
「…良い奴らなんだよ。お前の気持ちも分かるけど仲良くしてやってよ。この場を収めるとしたら、別日で歓迎会開催するところにお前が来るって約束できるなら俺が何とかしてやるよ。…臣と個人的に喋りたいだろ？」
ニヤリと笑った直人の頰を横に思いっきり引っ張った。
「…いひゃいって、お前…」
「直人、今こそ訂正しとく。勘違いしないで。確かにあの時、歌声に感動して涙が出たけど、それと好きとは違う。いい？勘違いを訂正しない限り、この手は離さないから。」
「…わかった。わかったから…はーなーせー…って！痛い！！」
つまんでいた頰を思いっきり横にピンっと引っ張って手を離す。
直人は涙目になって頰をさすりながら…
…
「…似合ってると思うんだけどなー。」
そう、微笑みながら私に言った。
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瑞穂(プロフ) - 久しぶりに、来てみたら、大好きなまるさんの作品に鍵がかかっていて、読めず残念です。どの作品も、大好きです。君想うは、鍵がかかっていなかったので、久しぶり読ませて頂きました！やはり素晴らしいです。また、読みに来ます！ (2020年8月6日 1時) (
レス) id: 800035175b (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - ◎まる◎さん» 私は長編で描写を細かく書いたり話に深みを出せる作者様が羨ましいです♪嬉しいってお言葉ありがとうございます！お互い頑張りましょう(*´ω`*) (2019年5月20日 15時) (レス) id: 8892e5e17b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - 薫さん» 私は短編できちんと話を完結できる書き手さんが羨ましいですー(≧∀≦)！作品拝見してドキドキしてますー(//∇//)今は長編執筆中なんですね！頑張って下さいね(^-^) (2019年5月19日 21時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - ◎まる◎さん» 返信ありがとうございます！本当に面白いです。長いお話をかけるのも凄いなと思います！表現力ありありですよ！作者様の優しい気持ちになれる表現好きです。読んでくださるんですが!?拙すぎて恥ずかしいです(笑)更新頑張ってください！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 8892e5e17b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - _noさん» おはようございます(≧∀≦)一気読み…すごい！長い話だから大変でしたよね(>_<)書くたびに話が長くなっていく…。今後も頑張るのでよろしくお願いします！ (2019年5月19日 4時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年3月9日 13時
