sweeper 5 (ページ6)

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臣side

「私達まで呼んで頂いちゃってありがとうございまーす」

乾杯のグラスを手に持ってご機嫌の咲苺といつも通り、穏やかな表情の優雨と…無表情の蓮温…

3人に囲まれるように座ったAは
「…お腹すいたぁー…」
子供みたいに、テーブルに突っ伏して…

「…A様、テーブルマナー。」

優雨に注意をされて、口を尖らせた。

「…優雨ー。私、今日すごく頑張ったのー。今日は見て見ぬ振りしてー。」

「…承知しました。」

「うーわ、出た、優雨のA甘やかし。」
蓮温が呆れたように優雨の顔を見るけど、

見られた優雨は涼しい顔。

「上手に飴と鞭の役割分担できてるねー。」

直人さんが面白そうに４人を見た。

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運ばれて来た料理を食べて…

…ほんの少しのお酒で…

あっという間に眠ってしまったA。

「…大分無理させたよな…今日のために、練習までしててくれたみたいだし…。」
俺の言葉に…

メンバー全員が申し訳ない表情になった。

「…でも、すごく楽しかったって言ってましたから。」

そんな俺らをフォローしてくれたのは…珍しく蓮温だった。

優雨が大きなソファーへ寝てしまったAを運ぶと、咲苺が車に積んであったタオルケットを持って来てAにかける。

「もう帰る？」
エリーの質問に、3人とも首を横に振った。

「…家に帰ったら、目が覚めちゃうでしょ？目が覚めちゃったら、この人、また仕事し始めちゃうの。」
咲苺が困ったように軽く両手を挙げた。