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咲苺side
思わずポーッと見惚れて言葉を失っていると…
ちょんちょんと私の服を掴んで…
何か用？
そんな風に首を傾げた彼女。
「あの……この後の…お昼ご飯…良かったら…皆で食べないかなーって。」
蓮温達がコッソリこちらを覗いている壁を指差すと…
彼女はそちらに視線を向けて…
キョトンとした後…
手に持っていたノートに何かを書き出して…
それを見せるように、ノートをこちらに向けた。
“いいの？”
「うん。皆、あなたとご飯食べたいんだって。」
“あなたは？”
「私？」
コクンと頷く彼女に…
「私も……あなたと一緒に食べたい。」
照れながらそう素直に言うと…
…彼女は
…とっても嬉しそうに微笑んで
“ありがとう。”
そう書いて見せてくると…
蓮温達にもニッコリと笑った。
…
…
…
…その日から私達は
彼女に夢中になった。
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2018年10月23日 20時
