今日:12 hit、昨日:14 hit、合計:165,834 hit
小｜中｜大
212 ページ12
優雨side
彼女はスクッと立ち上がると…
自分のカバンから大きな淡いピンク色のハンカチを取り出し…
テーブルクロスのようにふわっとテーブルの上にかけると…
きちんと椅子に腰掛けて…
背筋をピンと伸ばした綺麗な姿勢で…
スプーンを片手に持ち、
そのスープを食べ始めた。
絶句したいじめっ子達。
静まり返った室内。
…
…
その光景は、イジメられているなんて微塵も感じさせず、
むしろ、どこかのプリンセスが
ランチを楽しんでいる…
そんな風にさえ思えた。
…
この瞬間から…
…俺の視界には必ず彼女が入るようになった。
…彼女には、他の誰も持っていない
…圧倒的なオーラが出ていて…
…それは、たった9歳の俺でも
…強くて、美しい…
…心奪われるものだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 495人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：◎まる◎
| 作成日時：2018年10月23日 20時
