純情ブルーローズ2【佐野玲於】

思い立ったら即行動 ページ14

玲於side








玲於「 は？」


涼太「 ん？」


玲於「 いや、ちょ、もっかい言って？」


涼太「 だから、昨日Aちゃんとご飯行って、ちゃんと謝って、握手して和解してきた。」


玲於「 …まじで言ってる？」


涼太「 わざわざ嘘言うわけないじゃん。ご飯くらい良くない？」






そこじゃない

いや、二人でご飯ってのも嫌だけど、嫌だけどさ








…握手ってなに？

俺Aちゃんと手繋いだことないよ？





涼太くんに先越されたわ…


越されたってか、なんていうか、俺だって握手したいっていうか、








玲於「 あーもう！」


涼太「 だから、なに？」


玲於「 …涼太くん、握手はだめだよ。」


涼太「 あ、そっち？」







そっちだよ

だってさ、だって…






玲於「 俺ですら、Aちゃんと手繋いだことないんですけど 」


涼太「 いや、俺も手繋いではないよ？」


玲於「 握手ってことはこうじゃん？ほら、繋いでるじゃん 」


涼太「 握手は握手じゃん。笑 」







涼太くんと握手してみるけど



いやいや

やっぱこれは手繋いだに入るって、触れてるもん







玲於「 あー、俺もAちゃんと握手してえ 」


涼太「 次会った時すれば？笑 」








次、ねえ



速攻手にもってた携帯から

Aちゃんの名前を探してトークを開く







玲於［ Aちゃん ］

玲於［ おじちゃんのとこ行こ ］

玲於［ 暇な日送っといて ］





涼太「 ……玲於の行動の早さは尊敬するわ 」





俺の携帯覗き込みながら

そんなこと言ってる涼太くん








玲於「 思い立ったら即行動って言うじゃん 」


涼太「 …まあね 」









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