要らぬモノ、在らぬモノ 【裏】 ページ21
「お願いしますオールマイト！」
「優己ちゃんの本音を聞き出してくれるだけで良いんです！」
「ちょっ、離れてくれ！」
オールマイトが職員室から出るところを緑谷達、1-Ａが発見し、服の裾を引っ張って説得し＿＿＿＿＿＿＿今に至る。
カオスだ。
「説明、雑！」
「オールマイトォォォ！！」
「頼むから離してくれ！あと裾伸びるから！」
オールマイトの服の裾を緑谷が引っ張り、其の緑谷を切島が引っ張り、其の切島をその他メンバーが引っ張る・・・・・何ともシュールな光景である。
「なんてったってそんな事を！？」
オールマイトの意見も最もだ。
本音を聞いて、どうしようというのか？
何をしても、あの少女が半分自暴自棄なのは変わらない。
そんな彼女の本音を聞いて、少年達は一体何を望むのだろうか。
そう口にしようとした時、不意に緑谷は叫んだ。
「優己ちゃんは！！」
思わず黙ってしまった。
何故なら
緑谷の瞳には、強い光が宿っていたから。
「優己ちゃんは、優しいんです！
周りに心配を掛けない様に、態と明るく振る舞って居るけど、
本当は、抱え切れない程の悲しい感情が有ります！
でも、彼女は“優し過ぎる”から！だから！
優己ちゃんは、何も言わない！
お願いです、オールマイト！彼女の本音を、聞いては、くれないでしょうか・・・・・！？」
「・・・・・」
泣いているんじゃないかと疑う程、少年の声は掠れきっていた。
裾に深く皺が出来るのを黙って見詰めていたオールマイトは、自分の手を緑谷に向けて伸ばした。
そして、
「・・・・・・・了解したよ。」
「！！」
緑谷の頭の上には、自分よりも大きく温かい手が在った。
其れに、涙ぐんでしまったのは、オールマイトにはバレバレだったのだろう。
「(でも、どうやって聞こう・・・・・)」
多少の不安が浮かんだオールマイトは、真剣に悩んだ。
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ベル(プロフ) - めっちゃ続きが気になります (2019年8月7日 13時) (
レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮桜(プロフ) - ゆっくりでいいので更新頑張ってください！！応援してます！！ (2019年7月22日 7時) (レス) id: 910bb70429 (このIDを非表示/違反報告)
ろろみー - 続きが,,,気になる！ 更新待ってます! (2019年5月22日 17時) (レス) id: cdcb3e59b3 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 本編更新停止似ならなければいいんじゃないですかね？ (2019年5月2日 8時) (レス) id: 57d839eeab (このIDを非表示/違反報告)
蜜(プロフ) - 凄くいいと思いますがこちらの作品がまったく進まなくなるのかと少し心配です。 (2019年5月1日 17時) (レス) id: 67d1cef2b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四面楚歌 | 作成日時：2019年3月24日 13時
