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すぐにタクシーはつかまえられて2人で乗り込む。
「北山さん家どこですか?」
北山さんの声は小さくて、でも頑張って聞き取って運転手さんに行き先を伝えた。
なんとか北山さんの家まで着いた。
「北山さん鍵どこですか、
部屋に入れませんよ〜」
「ポケット、」
「あ、ありました!
勝手に開けてしまって申し訳ないけど、おじゃまします。」
北山さんを支えながら部屋に入る。
中は意外とシンプルで。
でも無機質な訳ではない。
北山さんを寝室に寝かせて一旦洗面所へ。
熱あるから冷やさないとだよな、
それに薬飲まないとだから食べ物もか。
水で冷やしたタオルを持って北山さんのもとに。
北山さんはさっきよりも苦しそうで。
「タオル持ってきたんで冷やしますね。
あと軽く食べれるようにゼリーとか買ってきます。 薬も。」
北山さんはずっと俺を見上げてる。
見られるのってなんか緊張、
「僕が帰ってくるまでゆっくり安静にしといてくださいね。」
ゼリーと薬をハイスピードで買って家に戻る。
「北山さん大丈夫ですか、?」
「ん、大丈夫じゃないかも。」
「ゼリー食べて薬飲みましょう。
薬飲んだ方が絶対治るのはやいですから。」
心配で仕方ない。
俺が代わりに熱になってあげたい。
北山さんが辛そうなのを見るとなぜだか俺まで辛くなってきてしまった。
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作成日時:2018年6月8日 22時