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「僕全然大人っぽい顔とかじゃないですよ。
いつも暗いねって言われるぐらいなんで。」
「そうですか?
俺にはかっこよくみえるんだけどな、」
急に爆弾落とさないでください北山さん。
それ俺に言うことじゃない、
「そ、んなことないですって。
あ、この本とかどうですか?」
何動揺してんの俺、かっこいいって言われたぐらいで。
それに俺はかっこよくない、決して。
「それいいですね〜
まあ藤ヶ谷さんが選んでくれたらなんでもいいんですけどね 笑 藤ヶ谷さんセレクトははずれがないですから。」
「すっごいハードル上げてきますね 笑
そこまでのセンスないですよ僕には。」
「いや、ありますって!」
「なんかそんなに褒められたら照れますね、笑」
こんなふうに褒められることなんてめったにないからちょっと心がざわざわする。
でもうれしかった、単純に。
北山さんに褒めてもらえたことが。
「じゃあこれにしますか?」
「ですね、そうします!」
その日も北山さんは俺が選んだ本を1冊買ってお店を後にした。
また話したいな。
さっきまで話してたのにもうそんなことを考えてる。
でもそれがなんでかは分からない。
次はいつ来てくれますか、
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作成日時:2018年6月8日 22時