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「藤ヶ谷さん?」
「あっ、なんでもないです、怪我とかしてません?」
「はい、ちょっとつまづいちゃっただけです。」
「それならよかった、びっくりしましたよ〜」
「今度こそお風呂見てきますね。」
やばいやばいやばい。
運良くごまかせたからいいものの、
「お風呂大丈夫でした〜
藤ヶ谷さん先に入ってください!」
「でも、」
「いいんですって!ほら!」
北山さんにぐいぐいと背中を押され脱衣所まで。
「着替えは置いとくんでごゆっくり。」
「ありがとうございます、」
お風呂に入って気持ち落ち着かせよう。
「お風呂ありがとうございました〜」
「お、それならよかったです。
じゃあ俺も入ってきますね。」
北山さんがお風呂に行ってから数分。
なんだかそわそわしてきた。
落ち着け俺、なんてことない。
冷静に冷静に。
そんなことを考えながら北山さんを待っていたら俺はいつの間にか眠ってしまった。
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作成日時:2018年6月8日 22時