【wrwrd!】主役たちに愛し愛され相思相愛【全メンバー】

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憧れている人の1人、ゲーム実況グループ〇〇の主役は我々だ！からの連絡…泣

その事実にスマートフォンを持つ手が震える。
いてもたってもいられなくなり、ベッドにダイブする。手足をジタバタさせて、まるで恋する乙女かのように発狂。何してんやろワイ。

さらに追い討ちをかけてくるトントン先輩。
まだ打ち込まれているのだろう、アイコンから出る吹き出しを視界で捉えたのに加え、驚きと喜びが入り混じった自分の発狂声を自分の耳で聴きながら事実を実感、そして認識する。夢じゃないことが確認できた。多分。

【誠に勝手ながら、コラボをお願いしたいのですが】

ぽん、と画面が揺れて新しい文章が投函される。

…Oh…collaboration…？

…ほんまに言うてる？？

【ご都合大丈夫でしょうか？】

見慣れたアイコンから出される吹き出しが息を途絶えた。あ、これ返信しろって流れ？？無理です尊いマジかよやべえ待ってテンションあがりすぎて爆発しそう

語彙力を損失しながらも、やっと指が言うことを聞き、文字を打つことができた。
失礼にならんかな、大丈夫かな、なんて考えて何分経ったか分からないが、既読をつけているのに申し訳ないぐらい時間が経ってしまったのだけは記憶にある。

でも返事は一つ。それでいて一言。簡単なことだろう。四の五の言わず、端的に且つ丁寧に。それだけでいい。

【はい！是非よろしくお願いします！】

送信した瞬間、“怖い”を連呼しながらスマートフォンの電源ボタンを勢いよく押した。布団に潜り込み、高鳴る鼓動を静まれと押さえつけるのにただただ必死だった。暫くしてやっと体の力が抜けたが、心臓こそバクバクと一生懸命に血を送り届けている。

…暫くして通知音がなる。

『わー！！！来たよ絶対！！！！！』

自分でも煩いと思う。いくら防音だからと言っても心配になるくらいの大音量で叫んでしまった。(2敗)

恐る恐る電源をつけて…画面を半目で見る…

【〇〇さんがいいねしました。】

…なんやねん…

一気に脱力した。二酸化炭素が口から漏れ出る。
自分らしくないぞ、マジで恋しとるみたいやんか。

でも皆なるよな？子どもの頃からの長年の推しの1人からコラボレーションの連絡が来るんやで。分かるか？おおん？…誰に話しかけてんねやろワイ…

情緒不安定な自分をおかしいと思いながらも、さっきの脱力で自分を取り戻しつつある事も気づいていた。落ち着け。そうや。Aはやればできる子や。YDKやんか。余裕やろ、んなもん。

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