＊二人で ページ4
＊
「フィディオ......。」
あたしが歩いてきたフィディオの名前を呼ぶと、彼は「ちょっと話さない？」と優しく微笑んだ。
黙って頷いたあたしは、フィディオと一緒に近くのベンチに腰掛けた。
「前も思ったけど、君とはいつかこうしてゆっくり話してみたかったんだ。」
「ふふ、実はあたしも。」
お互い顔を見合わせて笑うと、フィディオは俯いて申し訳なさそうに謝った。
「こんな事に巻き込んでしまってすまない。もしかしたら君も危険な目に合うかもしれないのに。」
「そんな事ないよ。あたしは困ってるフィディオ達を放っておけない。自分の意思で動いてるだけだから気にしないで！」
フィディオが静かに「ありがとう。」というと夜風が優しく吹き、彼の指通りの良さそうな髪を揺らした。
「っ、」
その横顔があまりに綺麗で目を奪われていると、風の音に乗せて彼が静かに告げた。
「君は、とても強いんだね。」
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴神(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» ありがとうございます！ついに出ましたマークくん、ずっと出したかったんです〜！にひにひ( (2020年4月20日 22時) (
レス) id: 524add4654 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - あー！！マークくん！！！更新お疲れ様です！ (2020年4月20日 22時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - 鈴神さん» いいんですか！？めっちゃ嬉しいですえへへ← (2020年4月18日 13時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» 全然大丈夫ですよ！今の期間時間沢山あるからハマったりしますよね〜！ありがとうございます！ここではあれですし、よければボードでお話しませんか！！ (2020年4月18日 9時) (レス) id: efe69d7085 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - 立向居くんとかやばくないですか！？なんなのあのわんこ男子…。もう、イナイレは全てをひっくるめて大好きです！！これからも頑張ってください^^* めっちゃ語り尽くしてごめんなさい…(語っても語りきれない(() (2020年4月18日 0時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴神 | 作成日時：2020年4月9日 12時
